飛生アートコミュニティーという団体で企画している、９月のイベントです。

出品者：国松希根太（’01年彫刻）、奥山三彩（’05彫刻）、宇佐見祥子（’04情デ）

日程：2011年 9月11日（日）～18日（日）

場所：飛生アートコミュニティー（北海道白老郡白老町字竹浦520）

問い合わせ：contact@tobiu.com

WEB：http://fes.tobiu.com/

3.11 の震災以降、人との繋がりや地域コミュニティーについて語られる機会が増加しています。都市部では失われつつある「集落」というコミュニティーは、人と人とを繋ぐ大切な機能を持っていました。どこの集落にも、お祭りの日には1つの火を囲んで歌って踊って会話してというような強い結束があったのだろうと想像します。

私たち「飛生アートコミュニティー」は、白老町の旧飛生小学校を拠点に活動する芸術家を中心に、様々なジャンルの若者たちが集結して創造的活動を行っています。メンバーの多くは都市部に住みながらも、この飛生地区の旧飛生小学校が皆の集落であり、コミュニティーの中心となっています。

2009年より毎年開催している「飛生芸術祭」では、その日にだけ訪れる来場者の方々にも「飛生」という集落の一員になって楽しんで貰いたいと思っています。全ての人々が一つの世界を共有し、そこで夢をみれるようなお祭りを目指します。

3回目となる今年は、これまで1日だった開催期間を8日間に拡大します

。さらに、9月17日(土)、18日(日)は「トビウキャンプ」と題し、オールナイトの野外フェスティバルを開催し、木造校舎やグラウンド、そして「飛生の森」を舞台に、全国から集まるアーティストたちが、アート、音楽、演劇などを繰り広げます。この日は、約30,000m?の牧草地をキャンプ場として開放します。また、平日期間中には、来場した方が気軽に参加できる催しをご用意し、お子様からお年寄りまでが世代の垣根を越えて集い楽しめる空間を作ります。

芸術に携わる私たち若い世代が、多くの人々との繋がりや協力によってこのようなお祭りを開催することで、新たな価値のあるものを生み出していき、そのことにより、白老町外の人々を呼び、地域の若い世代の活動を活発し、地域経済や社会に少しでも良い影響を与えていきたい。

一方、アーティストにとっては、表現の可能性を高める場として、互いに研鑽できる機会にしたいと考えています。