特別講義|佐藤可士和 氏(2019年度グラフィックデザインA-1)

こんにちは。グラフィックデザイン研究室です。

10/28(月) 当学客員教授の佐藤可士和先生による、
グラフィックデザインA-Ⅰの受講者を主な対象にした、特別講義が行われました。
前半は講義形式、後半は当日2Fプレゼンテーションルームで開催されていた
グラフィックデザインA-Ⅰクラスの展示「ZOOOOM」の作品講評会が行われました。

前半の講義では、「ICONIC BRANDING」というキーワードを軸に、佐藤可士和先生の仕事について紹介いただきました。佐藤先生の「ICONIC」を軸としたロゴデザイン、プロダクトデザイン、空間からさらに音楽や建築に至るまでの、平面デザインの枠に収まらない幅広い仕事の内容に圧倒されながらも、その幅広さの理由に納得させられた講義時間でした。

また講義後の質問タイムでは特に、「相手の話をよく聞いて理解すること。本人すらわかっていない問題を明らかにし、それに解決策を与えること。」という佐藤先生のクライアントに対する基本姿勢についてのお話がありましたが、課題内では自己表現を追求しがちな学生たちにとっても、ハッとするものがあり心に残る内容だったのではないでしょうか。

後半の講評会では、時間の都合上展示参加者の中から佐藤先生の気になる作品について、先生と作者の学生との対談という形で講評をいただきました。講評会の最後には展覧会の作品の中から佐藤可士和賞を選出いただいたり、緊張感のある講評会となりました。

今回の特別講義では、佐藤先生に直接お話を伺うことができ、メディアでは感じることのできない、先生のお人柄が感じられたように思いました。先生のお仕事のことはももちろんですが、佐藤先生の物事に向き合うどこまでも素直な姿勢は学ぶべきことがあるように感じました。

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