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May 30, 2011

『映像にやどる宗教、宗教をうつす映像』

「宗教と映像」をめぐる若手研究者の成果が、新刊で発表されます。

●『映像にやどる宗教、宗教をうつす映像』 ●新井一寛・岩谷彩子・葛西賢太編 ●6月10日刊行、せりか書房 ●2800円(税込2940円)

【目次】 序章 映像と宗教 第一部 宗教とメディアの現在=中東イスラーム主義運動の映像戦略/東南アジアにおけるイスラーム主義武装闘争派の映像戦略/<証し>と<開示>/リアリティ、真正性、リテラシー/映像実践1 信仰を撮る/映像を超えて/映像実践2 映像から考える 第二部 映像の宗教性=霊の増殖とメディア/映像の肉感学/映像技法から見る宗教性/映像に「ふれる」こと/映像実践3 映像を活かす/世界・日本の映像アーカイブ事情/映像人類学の理論と実践、その新たな展開の現在/対談 映像表現の最前線と宗教体験

IAAからは特別研究員の分藤大翼、助手の石倉敏明がコラムで参加しています。 ◎分藤大翼「人類学者と映画祭」 ◎石倉敏明「前衛芸術と映像の真実」

くわしくはこちらをご覧ください。 せりか書房( http://www.serica.co.jp/)

2011/05/30 11:57 | 書籍紹介,お知らせ | Permalink | Trackback

Feb 10, 2011

生誕100年記念『岡本太郎爆発大全』刊行/監修 椹木野衣

岡本太郎の生誕100年を記念し、岡本太郎の全貌をとらえ直す画期的作品集、 『岡本太郎爆発大全』が刊行されます。 監修は椹木野衣所員。中沢新一所長が推薦文を寄せています。

『岡本太郎爆発大全』/河出書房新社 岡本太郎 著/椹木野衣 監修 定価25,200円(本体24,000円) 2011年2月26日刊行予定

絵画、彫刻、写真、ドローイングなど主要な作品約200点、太郎の言葉、年譜、解説などを収録。 画期的な造本で送る最大の作品集。中沢新一・村上隆=推薦

岡本太郎を過去の偉人だと思っている人はいませんか。いや、太郎はまぎれもなく 「今日の芸術家」なのです。願わくば、この本を通じて太郎が、21世紀にふさわしい顔つきで、 もう一度蘇らんことを。爆発的に! (椹木野衣)

ピカソが咆哮し、ジョイスが哄笑するパリで、若き岡本太郎はウルトラ・モダンの怒濤逆巻く海峡に、 我が身を投じたのだった。しかし、日本へ戻った彼を待ち受けていたのは、表層のモダンと戯れる 薄っぺらな近代主義者たちがつくる、擬制の文化だった。岡本太郎は怒りをこめて、偽物たちに立ち向 かっていった。まるでドン・キホーテのように。日本のウルトラ・モダニスト岡本太郎の祖国における 数少ない味方は、縄文、沖縄、アイヌ、古代、と数こそ少ないが、いずれも強力な魔力をひめた面々。 壮絶で滑稽なその闘いの様を、少年の日に目撃していたぼくは、いまにじぶんもこの人のように戦おう と誓っていた。 (中沢新一)

『岡本太郎爆発大全』特設サイトはこちら

岡本太郎100年記念事業公式サイトもご覧ください。

2011/02/10 11:12 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback

Dec 27, 2010

畑中章宏『神社に泊まる』

畑中章宏特別研究員の著書『神社に泊まる』が出版されました。

亜紀書房刊 定価 1600円+税です。

以下、出版社による内容案内です。

パワースポットとして、最近人気の神社めぐり。あまり知られていないが、実は宿泊できる神社も多い。聖なる空間で過ごす一日は心地よい。神社で出される食事から温泉、早朝のご祈祷など、癒されて運気がアップする神社の旅を紹介する。

◇全国16ヶ所のあまり知られていない「泊まれる」神社の宿坊を完全紹介。 ◇境内図、お参りの仕方など「神社入門」つき。 ◇神像や仏像の専門家である著者が神社の縁起や神様の由来、歴史についてやさしく解説。 ◇女性読者だけでなく、神社や山登りが好きな人にもおすすめ。

詳細はこちらをご覧下さい。

2010/12/27 17:10 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback

Dec 09, 2010

石井匠新刊『謎解き 太陽の塔』/幻冬舎新書

IAA特別研究員、石井匠さんの新刊情報です。

『謎解き 太陽の塔』石井匠/著 幻冬舎新書 定価(本体900円+税) 2010年11月30日刊

岡本太郎が「太陽の塔」に隠した九つの謎とは何か?? 【謎1】 祭りの秘密 【謎2】 「黒い太陽」の告白 【謎3】 「赤い稲妻」の秘密 【謎4】 「黄金の顔」の告白 【謎5】 謎解きの秘伝書 【謎6】 「太陽の塔」はキリストだった? 【謎7】 「太陽の塔」の足下に眠るもの 【謎8】 爆発と呪術の秘密 【謎9】 運命の赤いリボン

いまだ衰えない岡本太郎人気の中心にあり、1970年開催の日本万国博覧会とともに 神話化が進んで、国宝化の声も上がる「太陽の塔」。平成になっても映画や小説に描かれ 続けるこの沈黙の立像は、白・黒・金の三つの顔を持っていますが、その意味するところは いまだに解き明かされていません。実は作者である岡本太郎は「太陽の塔」に九つの謎を 仕込んでいました。

本書は考古学者にして気鋭の太郎研究者である著者が、その謎を突き詰め、ついに「太陽の塔」 の正体を暴いていくスリリングな論考です。

■石井匠 1978年静岡県生まれ。國學院大學文学部史学科考古学専攻卒。國學院大學大学院文学研究科 博士課程後期史学専攻修了。博士(歴史学)。國學院大學伝統文化リサーチセンターポスドク研究員。 京都造形芸術大学非常勤講師。多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。財団法人岡本太郎 記念現代芸術振興財団『明日の神話』再生プロジェクトスタッフ。第2回岡本太郎記念現代芸術 大賞展入選。著書に『縄文土器の文様構造』など。

 

2010/12/09 11:39 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback

Oct 06, 2010

平出隆の新企画スタート

平出隆所員の、新たな「本」のかたちを提唱する造本のシリーズ、 via wwalnuts叢書の刊行が開始されました。

〈出版社による内容紹介〉 詩人としての活動とともに、その装幀家としての活動が一体化する平出隆が、本の最小にして最終の形態のひとつを作り出した画期的造本のシリーズ第1弾。加納光於との詩画集『雷滴 その研究』の補遺として書かれた詩篇集。 その繊細きわまりない造本は、発売前から、第一線のグラフィックデザイナーの注目を集めている。 via wwalnuts 叢書 01 平出隆『雷滴 その拾遺』 定価777円(740円+税) 送料無料

なお、初版は40部となっています。 注文はこちらからどうぞ。

通常の書籍と同じくamazonで購入できるほか、上記サイトでは、 封筒状の表紙に、切手とお宛名のシールを貼り、著者の署名入りで、 直接、版元からお手許へ郵送するという、メールアートのようなかたちでの購入を選択できます。

繊細な造本の様子もご覧ください。

2010/10/06 19:53 | お知らせ,書籍紹介 | Permalink | Trackback

Aug 05, 2010

安藤礼二 新刊 『場所と産霊 近代日本思想史』

安藤礼二所員の新刊が、講談社より出版されました。

本書は、雑誌『群像』に連載された論考を中心に、関連する三篇の補遺をあわせて 構成されています。

【目次】 はじめに 第一部 神秘の薔薇  第一章 新世界への羅針盤  第二章 美しき存在  第三章 バベルの図書館  第四章 神秘の薔薇 第二部 霊性と曼陀羅  第五章 霊性と曼陀羅  第六章 オン・ザ・ロード  第七章 天界と地獄  第八章 場所と産霊  結び 迷宮のなかの両性具有者、エルキュリーヌ・バルバン 補遺 もう一つの視点から  場所と産霊−西田幾多郎と折口信夫の「身体」  石が語る−南方熊楠「燕石考」の神話論理  ハイデガーからスフラワルディーへ 後記

講談社のサイトにおける、本書の紹介は以下の通りです;

世界は多元的であるがゆえに一つである。 われわれの思考、言葉と表現の生まれた場所とは!? 近代思想史を斬新に塗りかえる画期的論考。

<本書に登場する主な人々> アンドレ・ブルトン/シャルル・フーリエ/エマヌエル・スウェーデンボルグ/シャルル・ボードレール/アルチュール・ランボー/ヘンリー・ワッズワス・ロングフェロー/ステファヌ・マラルメ/ホルヘ・ルイス・ボルヘス/ウィリアム・バトラー・イェイツ/南方熊楠/鈴木大拙/西田幾多郎/ジャック・ケルアック/平井金三/大川周明/折口信夫/エルキュリーヌ・バルバン/エルンスト・マッハ/ポール・ケーラス/アンリ・コルバン/マルティン・ハイデガー/スフラワルディー

こちらで購入できます

2010/08/05 17:54 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback

Jun 21, 2010

C.G.ユング『赤の書』 

ユングの『赤の書』が刊行されます。

■ユングの『赤の書』C.G.ユング著/ソヌ・シャムダサーニ編 監訳/河合俊雄 訳/田中康裕・高月玲子・猪股剛 出版社/創元社 2010年6月26日刊行予定 【刊行記念特別価格】37,800円(2010年12月末まで。以降定価42,000円) ⇒創元社HPに中沢新一所長の「推薦のことば」が掲載されています。

(以下、アマゾン紹介文より一部抜粋) ■ C・G・ユングの非公開の書がついに公刊。 16年余りの長きにわたり、ユングが私的な日記として自ら手書きで緻密に書き綴った『赤の書』。そこには、その後のユング思想の中核となるものがすべて記されていた。しかし、さまざまな理由から『赤の書』は黒いトランクに入れられ、スイスのとある銀行の金庫の中で半世紀近くのあいだ眠りつづけることになったのである。その伝説の書物が、2009年10月、ようやく日の目を見ることになった。

※詳しい内容紹介はこちらをご覧ください。

                                     

2010/06/21 11:58 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback