学校推薦型選抜

学校推薦型選抜については、こちらよりご覧ください。 ・ 2021年度プロダクト学校推薦型選抜概要

入試やカリキュラム

ENTRANCE

プロダクトデザイン専攻は長年にわたり、製品デザインの業界で国内に限らずグローバルに活躍し、けん引するデザイナーを数多く輩出しています。また、デザイン界のみならず、産業界でもネットワークを構築し活躍しています。

プロダクトデザインの領域は今や製品の形や素材、色にとどまらず、人とモノとの関係が創り出す生活や、
その生活を作る空間や社会などにも広がりを見せています。本専攻の教育プログラムもそれらの変化に対応し
ベーシックなスキルとなる
で考える美の追求から、多元的にモノゴトを見て考える力や、最新のコンピュータの活用力、国際人としてのコミュニケーション力、プレゼンテーションメソッドなどのアクティブラーニングを活用し、未来を担う個性豊かなプロダクトデザイナーの育成を実現しています。

カリキュラム

デザイナーが産業活動、社会貢献において多くの役割を担うために、表現力のみならず思考力や、
それを支える様々な知識を備えることが大事になってきています。
プロダクトデザインコースでは、その点を意識的にカリキュラムやコース内編成に組み込んでいます。

スタジオ制について

2年次の後期より、専門領域によって分けた3つのスタジオから一つを選択し、
より深くプロダクトデザインについて学びます。

スタジオ1 多くのデザイナーを抱える自動車や家庭電化製品、情報機器、オフィス家具などの企業デザイナーを目指す人材を育成します。
スタジオ2 化粧品のパッケージやバッグ、文具、生活雑貨など、幅広いプロダクト分野を指向する人材を育成します。
スタジオ3 ロボット産業や伝統産業など、今後プロダクトデザイナーの活躍が期待されている分野を目指す人材や、大学院進学、海外留学など、プロダクトデザイン研究を志す人材を育成します。

すなわち、スタジオ1は、プロダクトデザイナーのポジションが明確に確立されている分野、スタジオ2は、多様化したプロダクトデザイン分野、スタジオ3は開拓過程にあるプロダクトデザイン分野です。

このように専門分野に特化したコースを設けることで、学生一人ひとりの進路に合わせたきめの細かいカリキュラム作りと授業の実施、進路指導を行っていきます。

1学年

1年次には『自分を知る、自分を表現する』ことを中心に自身が考えるものを視覚化、形にするトレーニングを行います。まず自分がどういうものをつくりたいのか、何が好きなのかを、自分自身で掴むことからはじめ、ものをつくりあげる楽しさやデザインの奥の深さ、可能性を体験的に知っていきます。

2学年

2年次には『自分の視点+客観的な視点』へと意識を拡げていきます。デザイナーは産業の中で活躍する職業ですから、自分の視点だけでものをつくるのではなく、多くの人の視点や嗜好を知り、その上でデザインを行っていく必要があります。様々な用途、色々な素材に触りながら、デザインを学んでいきます。

3学年

3年次には『思考と表現力を結びつけた実践的なトレーニング』を行います。産学官共同研究を始め、社会と近接する実践的なプログラムの中で、それまで身につけた力を発揮し、試行錯誤しながら自己総合力を磨いていきます。

4学年

4年次には『自分視点を深める』ことを柱に、オリジナリティの覚醒を目指します。プログラム『 DEEPEN 』における技術研究、形態研究、人の心情研究などを基に、そこで得た深い考察力、洞察結果を用いて、卒業制作へと展開していきます。

大学院

モノのデザインのみならず、モノを生み出す際の手法の研究を行います。様々なデザイナーやクリエイターの制作アプローチを比較したり、市場に存在する様々なモノや、モノのもたらす効果を検証することにより、1つの仮説を導いて検証を重ねながら、独自のデザインアプローチの創出を目指します。導かれた考察結果は、モノに新しい価値をもたらす手法となり、またデザインが社会の中で果たすべき役割や効果について洞察する目を育成することにもつながります。

特別講義

客員教授を大学に招いて特別講義を行ないます。普段、なかなか聴くことの出来ない各分野のエキスパートたちによるものづくりに取り組む姿勢や製品開発にまつわる話はたいへん有意義で刺激的なものとなります。
 

産学官共同研究

産学官共同研究とは、産業界や公的な機関と大学とが、社会性の高いテーマで共同研究を行い、その成果を社会に広く発表していくプロジェクトベースの研究のことを言います。学生にとっては、大学でデザインの勉強をしている間に、実際の社会や企業活動に直接触れることができる格好の機会となります。
参加する企業側としても、既成概念にはまらない学生の自由なアイデアに触れ、大いに触発される結果となっており、研究の成果がそのまま商品化されたり、新しい商品の発想ソースとなったりと、有効に機能しています。多摩美術大学のプロダクトが産学官共同研究に取り組み20年が経過しました。取り組み方を時代ニーズに合わせながら、今後も様々な企業や官公庁と産学官共同研究に取り組んでいきます。

 
 

施設 / 設備

プロダクトデザイン専攻では、学生みなさんの制作をサポートする施設と設備を揃えています。

プロダクトデザイン専攻教室


ライブラリ


講義室


第二工作センター実習室


コンピュータールーム


実習室


プレゼンテーションルーム


3Dデジタルワークショップ


写真撮影スタジオ


サロン


大学院生室


ピロティ


研究室

 
 
 
 
 
 

関連施設


デザイン棟ギャラリー


工作センター


CMTEL

入試について

幅広いフィールドのデザインに対応できる人材を育成するために、プロダクトコースの入学試験では、専門試験として、色彩構成 と鉛筆デッサン、および学科試験を受験生に課しています。
人体 デッサンや石膏デッサンなど、創る行為の基礎となる描写や観察のスキル、色彩感覚や構成感覚のように、日頃から美しいものを積み重ね見ていることが必要なトレーニングが、プロのデザイナーへと育成していく際に重要になります。また課されたタスクをきちんとこなす耐久力など、仕事を丁寧にこなすスキルが必要になります。 

2020年度実技試験問題

[色彩構成] 5時間

「つなぐ」を主たるイメージモチーフとして、美しい色彩構成をしなさい。

[条件]
解答用紙の位置は縦横自由とする。
[注意]
出題の内容に関する質問にはお答えできません。
[使用紙]
KMKケント(両面)ミューズイラストレーションボードSSしろ(B3)

出題のねらい・意図
色彩構成では、発想力とそれを人に伝えられる表現力を見るのがねらいです。従来のプロダクツに加え、食品から動植物まで人工的に生産されるようになり、プロダクトデザインの領域は日々拡大し続けています。出題テーマを自由に大らかに捉え、独創的で豊かなイメージを引き出してくれることに期待しています。自らのイメージを伝えるためには色や形を美しく構成する能力と画面から発するメッセージ力が不可欠です。その為の効果的な表現を考察し計画することが重要です。加えて、丁寧で美しい作業にも留意してください。 

採点のポイント
採点に重要なポイントは5つです。
1.テーマからいかに独創的で豊かな発送イメージをふくらませているか。
2.イメージを的確に伝えるために、効果的な色や形を美しく構成出来ているか。
3.色彩感覚として表現に幅があり、魅力ある色使いができているか。
4.画面構図として伝達意図を踏まえているか。
5.繊細かつ力強い視点があるか。

色彩構成 合格作品 (画像をクリックすると拡大表示されます)

 
 
 
 
 

[鉛筆デッサン]   5時間

手とスイッチを想定してデッサンしなさい。

[条件]
用紙の位置は縦横自由とする。
[注意]
出題の内容に関する質問にはお答えできません。
[使用紙]
クレセントボード310(B3)

出題のねらい・意図
鉛筆デッサンでは、デザインを学ぶ上で必要な観察力と描写力を見るのが狙いです。日常から身の回りにあるプロダクツをよく観察しているかを確かめるため、モチーフは配布しません。プロダクトデザインではモノと人の関係を考えデザインすることが大切なため、手とモチーフの関係を描く課題となっています。モチーフのデザインに際立った独創性は必要としませんが、手とモチーフの形が正確に描けるだけでなく、手とモチーフのサイズバランスや、皮膚の柔らかさとモチーフの素材の違いを描写できることが重要です。

採点のポイント
採点に重要なポイントは5つです。1.手とモチーフの関係に常識的な矛盾のない描写ができているか<状態、状況、骨格等>。2.皮膚の質感と想定したモチーフの素材感表現の巧みさ。3.想定したモチーフの形状が正確に捉えられているか<形状把握>。4.画面構図として伝達意図を踏まえているか。5.繊細かつ力強い視点があるか。

鉛筆デッサン 合格作品 (画像をクリックすると拡大表示されます)

 
 
 
 
 

推薦入試について

推薦入学試験選抜方針
プロダクトデザイン専攻は、推薦入学試験をプレゼンテーション入学試験と位置づけ、受験生自らの創造を発表する場としています。選択A:「アイデア/プロセス」は、文章でのアイデア説明に加えて、イラストや図式、漫画などを用いての紙面表現です。問題文を理解したうえでのアイデア発想力を採点基準とします。選択B:「スケッチ/デッサン」は、デザインスケッチや鉛筆デッサン、カラー描写などによる紙面表現です。問題文に応じた描写内容と表現力を採点基準とします。ともに初日に実技を行い、2日目にはそれら作品のプレゼンテーションを行います。なお、合否判定に用いるのは、選択ABともに入学願書に記入の「自己アピール文」「実技試験」「プレゼンテーション面接」です。受験生の自由かつオリジナリティあふれる発想力や表現力に期待する入学試験方法です。

高等学校等で学習・経験しておいてほしいこと
授業での学習や課外活動・クラブ活動でのコミュニケーションスキルは、その後のプロダクトデザインの学びには大切な要素です。加えて次の3つを学習し、経験してください。1つ目は“自らの長所、特技に磨きをかけること”です。自己アピール文に記入できる自らの強みを作ってください。2つ目は“発表力”です。プレゼンテーション面接の際に、自らの作品の良さを力強く楽しく明るくプレゼンテーションしてください。3つ目は“人間力”です。そのモノを必要としている人の気持ちになり、思いやりのある提案を考えてください。そのためにも日常で気になることは放置せず に考察したり、問題解決のアイデアを考えたりしてください。

[選択A]   アイデア/プロセス

使用する人、場所、状況を考慮し“水を有効に活用する”アイデアを考え、
その際に使用する道具のデザインを指定用紙に記しなさい。

[条件]
1.
指定のA3用紙1枚に考えをまとめる。
  左上段_枠内  :タイトル
  左中段_枠内 :文字によるアイデア説明
  左下から右半分:図式、チャート、イラスト、漫画〈コマ漫画〉等自由に記述
2. 提出するA3用紙1枚にて、
  アイデアの展開について翌日プレゼンテーションを行う。
3. アイデアメモ用紙(A4-3枚)も提出しなさい。
4. 記述の筆記用具、画材は鉛筆(シャープペンシル含む)、色鉛筆、
  サインペン、カラーマーカーとし、水を使用する画材は不可とする。

[注意]
出題の内容に関する質問にはお答えできません。

[使用紙]
プロダクト専攻専用フォーマット作品用紙(A3)

合格作品 (画像をクリックすると拡大表示されます)

[選択B] スケッチ/デッサン〈 支給モチーフあり 〉

与えられたモチーフを自由に構成し、スケッチまたはデッサンしなさい。

[配布モチーフ]
ふうせん ー 3個(描写する数や色は自由)
バルーンポンプ ー 1個

[条件]
1.指定用紙(クレセントボード:B3)は縦横自由とする。
2.提出する指定用紙1枚にて、描写内容について翌日プレゼンテーションを行う。
3.描写の画材は鉛筆(シャープペンシル含)、色鉛筆、サインペン、カラーマーカーとし、水を使用する画材は不可とする。

[注意]
出題の内容に関する質問にはお答えできません。 


[使用紙]
クレセントボード310( B3)

合格作品 (画像をクリックすると拡大表示されます)