2019/1/18(金)研究会「武甲山と語る会」

《武甲山》撮影:笹久保伸 2018年

《武甲山にできている謎の建造物》撮影:笹久保伸 2018年

 

「来たるべき美術:自然災害の哲学・新しい『地水火風』」部門では、2019 年1月18日(金)研究会「武甲山と語る会」を開催します。武甲山の現状と行方をめぐる問題の把握と共有を行います。ふるってご参加ください。

予約不要・入場無料(先着順)

※満員の場合、入場をお断りすることがあります。

研究会「武甲山と語る会」

日時:2019年1月18日(金)10:30~16:00

(10:00開場、途中休憩あり)

主催:多摩美術大学 芸術人類学研究所

会場:多摩美術大学八王子キャンパス メディアセンター1階

   メディアルーム(40名収容可)

     ※上記リンク先の地図上、23番の棟です。不明の場合は正門守衛にお尋ねください。

コーディネータ:

椹木野衣(多摩美術大学教授/芸術人類学研究所所員)

登壇者:

笹久保伸(音楽家・秩父前衛派)     

清水武司(秩父山岳連盟会長)   

塩谷崇之(秩父今宮神社宮司・弁護士)  

谷口正次(資源・環境ジャーナリスト)  

浅見裕(「浅見制作所」代表)     

イルマ・オスノ(歌手)


講師プロフィール

笹久保伸

現代音楽とアンデス音楽を演奏するギタリスト。2004年-2007年、ペルーに在住しアンデスの農村で音楽採集調査しながら演奏活動をおこなう。イタリア、ギリシャ、ブルガリア、キューバ、アルゼンチン、チリ、ボリビア、ペルーでソロ公演。2006年、ペルーでJose Maria Arguedasの研究に関わり、研究者と共にペルー外務省からCD書籍を発表。2009年、秩父にフォーカスした芸術運動『秩父前衛派』を開始。音楽、映画、美術、演劇、写真、文筆、研究、講演など様々なフィールドで活動。2016年、イメージフォーラムフェスティバルにノミネート。研究論文「秩父・武甲山論」を発表。同年、瀬戸内国際芸術祭に公式作家として美術作品を制作&展示。2017年、写真集『武甲山-未来の子供たちへ』発表。2018年、写真集『百人武甲山』発表。これまでにCD28枚をペルーと日本のレーベル各社からリリース。アンデス音楽やアート、武甲山や秩父についての研究を続け、これまでに各テーマで早稲田大学、多摩美術大学、京都外国語大学、立教大学、青山女子短期大学、和光大学、東京医科歯科大学などで講義をおこなうなど演奏活動と並行し様々な活動を展開中。現代の作曲家と交流を持ち、高橋悠治、Sylvano Bussotti、Koji Asano、Carlo Domeniconi、杉山洋一らの新作を世界初演している。

清水武司

昭和24年10月6日生まれ。現在、秩父山岳連盟会長、秩父自然保護委員会会長、環境庁・埼玉県自然保護指導員、武甲山資料館理事、埼玉県立近代美術館ファムス会長、一般社団法人メガソーラー機構代表理事。

塩谷崇之

秩父今宮神社(八大龍王宮)宮司、弁護士(真和総合法律事務所)。昭和40年生まれ。東京大学法学部卒。平成4年から今宮神社禰宜、平成23年からは宮司として神明奉仕。神社界では埼玉県神社庁教化委員、秩父青年神職会会長など、法曹界では関東弁護士連合会法教育委員長、民事介入暴力対策委員会副委員長などの要職を歴任。また、「社叢学会」理事、「神道国際学会」理事として、環境問題や地域づくりなどにも取り組む。著作:『民事介入暴力対策の法律相談』(学陽書房)、『債権管理・回収の法律相談』(学陽書房)、『神主のための教養講座』(三重県神社庁編)など(いずれも共著)。ニッポン放送『テレフォン人生相談』にレギュラー回答者として出演中。

谷口正次

1938年東京都生まれ。1960年九州工業大学鉱山工学科卒業。小野田セメント株式会社、秩父・小野田株式会社、太平洋セメント株式会社各専務取締役、屋久島電工株式会社社長、国連大学ゼロエミッション・フォーラム産業界代表理事、京都大学大学院経済学研究科特任教授などを経て現在、資源・環境ジャーナリストとして執筆・講演活動。NPO法人ものつくり生命文明機構副理事長、サステナブル日本フォーラム理事などを務める。著書:『メタル・ウォーズ』(2008)、『自然資本経営のすすめ』(2014)、『懐かしい未来』(2018)いずれも東洋経済新報社、他多数。

浅見裕

1982年生まれ、埼玉県秩父郡出身。獨協大学法学部卒業後、インテリア総合商社に入社し営業を担当。営業部員として300名中でトップの売上を記録するが、7年間勤務ののち、ITベンチャー企業へ転職する。Webマーケティングに携わり、日本最大の航空会社や大手ビール会社などのWebサイト設計も担当。2015年6月から始めたブログでは、開始1ヶ月後に50万PVを超すバズを体験する。2016年にローカルWebメディア『ちちぶる』立ち上げ。4年間勤めたベンチャー企業を退社し、生まれ育った秩父にUターンする。2017年「浅見制作所」を開設。

イルマ・オスノ

ペルー、アヤクーチョ地方のウアルカスに生まれ、伝統的な音楽と共に成長し、後に首都リマで教師となったイルマ・オスノは、笹久保伸との共演、松任谷由実のコンサートへの協力等の目覚ましい仕事ぶりで、現在は日本を拠点に活動している。彼女が歌い続けてきた歌は、「アンデスのフォルクローレ」と安易にひとくくりには出来ない多彩な音楽性を持っている。