港千尋所員 新刊『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』

当研究所所員/写真家、多摩美術大学情報デザイン学科教授・港千尋の書籍紹介です。

書籍『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』港 千尋=監修 金子 遊・東 志保=編

発売日 : 2014年11月
定価 : 本体3500円+税
ISBN978-4-86405-071-5 C1074

森話社:http://www.shinwasha.com/071-5.html

ChrisMarker
_________________________

スチル写真で構成された近未来SF映画『ラ・ジュテ』や、八〇年代日本の霊性を異邦人の視点からとらえた『サン・ソレイユ』などの伝説的な作品で知られる映画作家、クリス・マルケル。
しかし 彼の創造性は映画にとどまらず、あらゆるメディアを滑らかに横断し表現されてきた、それは国境をも軽々と乗り越え、あらゆる拘束をすり抜けてゆく遊動のなかにみずからの惑星を創りだす。
ソヴィエト、ブラジル、キューバ、イスラエル、ギニア・ビサウ、中国、北朝鮮、日本そして、電脳世界まで。
映画、文学、写真、CG、インターネット、アクティヴィズム。空間とメディアを横断し創作を通して闘い続けた稀代の表現者。死後もなお注目をあつめてやまない、 その謎に包まれた世界を多角的に考察する、本邦初のクリス・マルケル論集。

_________________________