コンベンション『世界メディア芸術コンベンション2014 タイム・ウォーカー』

港千尋所員の活動紹介です。

 

「世界メディア芸術コンベンション2014 タイム・ウォーカー——移動体社会のメディアと記憶」

2014年1月24日(金)17:30〜19:30 レクチャー&トーク

2014年1月25日(土)10:00〜17:30 パネルディスカッション&対談

会場:東京国際フォーラム

入場無料(事前登録制)

文化庁主催

 

デジタルメディアの発達と高度な情報ネットワーク化によって、わたしたちの社会はいま、移動性の新たな時代に入りはじめています。言葉、イメージ、音声を統合したマルチメディアが可能にする知的な活動は、そのあらゆる局面において移動性を獲得したと言ってもいいでしょう。全地球測位システム(GPS)がさまざまなメディアと結びつくようになり、個人の位置情報にも新たな価値が生まれています。人間が慣れ親しんだ「住所」や「場所」に取って代わり、リアルタイムに計測される「存在地点」のほうに現実感がある時代。それはわたしたちの知覚や行動にも影響を与えるにちがいありません。
世界メディア芸術コンベンション2014では、こうした移動性と人間の想像力や記憶をめぐって、言葉とイメージの双方を扱うアーティストや研究者たちとともに幅広い議論を展開したいと思います。

プログラム・ディレクター:港千尋

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17:30 開催挨拶 文化庁長官 青柳正規
17:35 ‐ 19:15 セッション1 見えない都市へ〜移動性と記憶の場
Keynote モビリティと創造性 港千尋
Lecture1 欠落した場所:龍安寺からポスト大量消費主義 グレゴリー・シャトンスキ
Lecture2 都市の深層を診る:失われた流れの記憶 山川冬樹
Talk 港千尋×グレゴリー・シャトンスキ×山川冬樹
19:15 終了

tw-1stday
10:00 Opening Address 挨拶 港千尋
10:05‐11:50 Session2 遊歩からマッピングへ〜テクノロジーの詩学
Paper1 ウォーキングとマッピング:身近なテクノロジーとアートの関与  カレン・オルーク
Paper2 遊歩のサウンドスケープ  クリストフ・シャルル
Paper3 歩くこと、時をさかのぼって 管啓次郎
Discussion モデレーター:管啓次郎

11:50‐13:00 ランチ休憩

13:00‐14:45 Session3 歩行から建築へ〜境界のダイナミズム
Paper4 ウォークスケープス:美学的実践としての歩行 フランチェスコ・カレリ
Paper5 移動の経験を描く 石川初
Discussion モデレーター:太田佳代子

14:45‐15:15 休憩

15:15‐17:00 General Session タイムウォーカー〜時空を超えるイメージの旅
対談:港千尋×吉増剛造×青木涼子

17:00 終了
※プログラム・パネラーに関する事項は予告なしに変更する場合があります。 

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詳しくは、こちらをご覧ください。

世界メディア芸術コンベンションとは

「世界メディア芸術コンベンション」は、年に一度、世界のメディア芸術の関係者が一堂に会し、国を越えて情報交換および意見交換を行うことによって、我が国の今後のメディア芸術の振興にむけた多様なアプローチを考えるきっかけとなることを目的に開催されています。今年で4回目を迎える本コンベンションでは、毎年、ひとつのテーマを出発点に、国内外から集う多彩なスピーカーの発表や、パネルディスカッションが行われ、過去の記録集は文化庁のホームページでご覧になることができます。
文化庁ホームページ