油画鮫島大輔副手の個展が開催されます。これは相模原市民ギャラリー・アートスポットのギャラリースタッフが注目する若手作家を、毎回厳選し紹介していくシリーズ展です。
「鮫島大輔展」
会期:3月19日(金)〜4月28日(水)9:00〜20:00(土日祝は17:00まで)
会場:相模原市民ギャラリー アートスポット
相模原市相模原1-1-3駅ビルNOW4F
(電話:042-776-1262)
「VOCA展2010」が上野の森美術館で開催中です。
VOCA展は全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40才以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面の新作を出品するという方式により、毎回、国内各地から未知の優れた才能を紹介しています。
今回は35名の作家が絵画、写真、ドローイング、オブジェなどによる力作を出品しています。
このなかから7名の選考委員によりVOCA賞1名、VOCA奨励賞2名、佳作賞2名が選ばれました。また、大原美術館賞が館の選考により決定しました。
05年彫刻卒業の中谷ミチコさんが見事VOCA奨励賞を受賞しました。
07年大学院彫刻修了の利部志穂さん、09年大学院油画修了のTETTAさんの作品も同展にてご覧いただけます。
出品作品の大半は「具象」表現が占めており、その傾向はきわめて多様。
描く行為と写真の技法を融合させたもの、絵画にあっても写真・映像的な揺らぎや動きを備えたものが多いことが今回の特徴だそうです。こうした揺らいで浮遊するような表現は、現実社会への不安や違和感をつよく映し出しているのかもしれないとのこと。
若い作家たちがどのように時代の空気を受け止め、新しいイメージを創出しようとしているのか、その成果をお確かめください。
現代美術の展望「VOCA展2010―新しい平面の作家たち」
会期:3月14日(日)~3月30日(火) 会期中無休
時間:10:00~17:00(金曜日のみ19:00まで/入館は閉館30分前まで)
入館料:一般・大学生500円/高校生以下無料
会場:上野の森美術館 〒110-0007東京都台東区上野公園1-2
大学院(芸術学専攻)1年の栗本高行さんが、第2回「墨」評論賞において準大賞を受賞しました。
2010年1・2月号に受賞作として同誌に全文が掲載されました。
「墨」評論賞は、書道界の活性化と振興、また現代の書を対象とした評論家の育成をはかるため、2008年に芸術新聞社が創設。
第2回目となる今回は、16編の応募があり、予備審査を通過したのはわずか1編(栗本さんの作品のみ)。
大賞は該当者なしという、選考委員会による厳正な審査の中での受賞となりました。
栗本さんの「久松真一と森田子龍―存在論的深みの書論」は、森田子龍の書論の意義とそこに潜む可能性を、特に論考「書と抽象絵画」(『岩波講座 哲学』第14巻「芸術」所収、岩波書店、1969年)に注目して論じたもの。また、その背景として、京都学派の宗教哲学者、久松真一の思想にも注目したもの。
選考委員による評価は分かれたようですが、前衛書についての論考の絶対数が少ないなかで、森田子龍を通して、前衛書の本質を問い直し、今日の書への提言につなげようとした点が評価されたとのこと。
栗本さんは学部生時代に書家・井上有一氏の著書を手にとり、その芸術家としての力強い意見表明に心を奪われたことがきっかけで、現代書に興味を持ったそうです。現在は、東京大空襲での被災を原体験に、戦後を駆け抜けた井上氏の作家論と作品論の構築を主なテーマとして、研究をしているとのこと。(現在、修了論文「戦後前衛書道と井上有一作品をめぐる考察(仮題)」の調査研究中)
「墨」評論賞の存在はネットを介し、偶然知り、「書について、現代に生きる芸術の観点から幅広く考えたい」と応募したそうです。
受賞の報せを受けた時はどうでしたか?という質問に「実感が湧くまでに少し時間がかかりました。程なくして自分の文章が活字になることに対する喜びと、ある種のおそれのようなものがないまぜになって押し寄せてきました」と語ってくれました。
今後1年間に渡り、「墨」誌面に連載を持つそうです。(204号5・6月号より全6回)
誠実に研究に取りくむ栗本さんの今後の活躍にご注目ください。
また、現在第3回「墨」評論賞(芸術新聞社)が募集を受け付けています。
みなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
日本画の現在を検証するとともに、現代日本画の作家たちを挑発し、将来の方向を見出す手立てを考えようと、青梅市立美術館が注目する日本画家9名による展覧会が28日(日)まで開催されています。
日本画岡村桂三郎教授、戸田康一教授、武田州左准教授、01年大学院日本画修了神戸智行さん、05年同修了米岡響子さんが出品。
日本画の「いま」と「これから」を見つめるまたとない機会です。
「『日本画』の現在」展—現代画家9人の競演
会期:2月11日(木・祝)~3月28日(日)
月曜休館(3月22日は祝日のため開館、翌3月23日は休館)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30)
会場:青梅市立美術館
東京都青梅市滝ノ上町1346
(電話:0428-24-1195)
12日、2009年度(第60回)芸術選奨の受賞者が発表され、美術部門で油画長澤英俊客員教授が文部科学大臣賞を受賞しました。
国公立美術館5会場を巡回中の「オーロラの向かう所」展及び遠山記念館の伝統的空間を生かした新作展「夢うつつの庭」が高く評価されての受賞です。
「オーロラの向かう所」展は、22日(月)まで神奈川県立近代美術館葉山館で開催されています。
また、贈呈式は19日、東京都内で行われます。
「学生とアーティストによるアート交流プログラム(SAP)」は学生が地域や社会のなかでアーティストと交流・恊働し、その成果を社会に発表する機会を提供することを目的として、東京都と東京文化発信プロジェクト室が大学等の高等教育機関と連携して行っている事業です。
審査の結果選ばれた16のプログラムが、2009年9月から2010年3月にかけて実施されました。本学芸術学科で企画した2つの展覧会も選ばれています。
ひとつは海老塚耕一ゼミのカリキュラムの一環として行った「TAMAVIVANT II うさぎ穴はふさがれた」展、もうひとつは展覧会設計CPUEで企画した「5+1ジャンクションボックス」展です。
これらを含む16プログラムの成果報告会が、3月14日(日)に学習院女子大学やわらぎホールにて行われます。
SAPプロジェクトの成果紹介のほか、アーティストや研究者などさまざまな専門家によるパネルディスカッションを通して、学生とアーティストが交流・恊働することの意義や、その成果を地域や社会へひらくことの可能性について考えます。
日時:3月14日(日)13:30〜16:30(開場13:00)
会場:学習院女子大学やわらぎホール
東京都新宿区戸山3-20-1 学習院女子大学2号館地下1階201号室
(電話:03-3203-1906[代表])
お問合せ:財団法人東京都歴史文化財団 東京文化発信プロジェクト室
(電話:03-5638-8803)
優秀賞を受賞した高野紘子さん(09年院デザイン修了)、奨励賞を受賞した櫻木綾子さん(93年二部デザイン卒業)、学生賞に入選した三重野陽子さん(大学院デザイン2年)の作品、そしてテキスタイルデザイン専攻の橋本教授の作品がご覧いただけます。
今回は、学生を含め若い世代の出品・受賞者が多かったそうです。
高野さんの作品「earth」は、バナナ繊維を取り出すところから織り上げるまでを手作業で誠実に行うだけでなく、バナナ生産国にその技術を伝え、生活を豊かなものにするという提案までがなされた作品です。
あらゆることが変革し、消滅していく激動の時代。
確かな手技のみならず、豊かな心のある生活を考え、楽しみ、提案するということ、
作者の思考・生き方・心を感じられる作品がとても重要とのこと。
若いクラフトマン・クラフトウーマンたちの活躍を、日本クラフトデザイン協会のみなさんも喜んでいらっしゃる様子でした。
たくさんの美しいクラフト作品が会場でご覧いただけます。
協会会員の方による作品説明も聞くことができますので、より楽しい時間を過ごせますよ。
会場入り口では、「地域の新しい試み展」も同時開催中。
日本各地の「伝統工芸」の素材や技術を活かして、今の時代に人々がで手にとりたくなる「新しいクラフト」を多数紹介しています。
3月14日(日)までの開催です。お見逃しなく。
「第49回 日本クラフト展―繋ぐ―」
会期:3月6日(土)~3月14日(日)
時間:11:00~20:00(最終日は16:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
場所:丸ビル7階ホール(東京駅丸の内口)
入場料:800円(高校生以下無料)
主催:社団法人 日本クラフトデザイン協会