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May 18, 2011

くくのちのモリプロジェクト×IAA/多摩美植樹レポート その1

現在、くくのち学舎とIAAの協力のもと進めている「くくのちのモリプロジェクト」。

このプロジェクトは、沖縄県宮古島出身の長崎健一さん(多摩美卒業生)が、 沖縄の「御嶽(ウタキ)」のような、人びとの精神に深く根づく森を日本の本土にも 育てたいと考え、2年前にスタートしました。 当時まだ学生だった長崎さんひとりでの活動から、しだいに輪がひろがり、 くくのち学舎と多摩美をつうじて賛同する仲間も増えてきました。

そして今年5月、2年間植え育ててきた苗をいよいよ植樹することが決まりました。 場所は多摩美のグラウンド裏の斜面です。

今回は連続でその様子をレポートいたします。 ________________

さる4月16日(土)、多摩美の植樹地の土質と植生を見るための下見が行なわれました。 今回の植樹面積は、だいたい60平米。西向きの斜面になっています。

くくのちモリPJでは2年前からどんぐりの種を拾い、ポットに植えて苗を育ててきました。 苗は順調に育っていますが、まだ植樹するにはすこし早い段階。

そこで今回は、同じように苗を育てている、社会福祉法人進和学園さんにも 苗を提供していただき、多摩美で育てた苗とまぜて植えることになりました。

この方が、進和学園の母体、(株)研進代表の出縄さん。 さっそく斜面の具合や、土の様子、植えられている樹木などを見ています。

思いのほか栄養豊富な柔らかい土質とわかり、 「これなら、一度掘り返して空気を含ませれば、問題なく植樹できますよ。」と出縄さん。 松やつつじなど、すでに植えられている木はそのままで、 まずは土を掘り返して、植樹の前準備に入ることになりました。

こちらは多摩美の隅で育てている苗。2年前に種を植えたものです。 いよいよ出番です。

次は、マウンド作りの様子をレポートします。

ポスト @ 2011/05/18 15:41 | くくのちモリプロジェクト

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