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Jun 10, 2011

鶴岡真弓講座 ケルト文化とヨーロッパの都市と遺跡 −美と神話を訪ねる

7月16日(土)に、朝日カルチャーセンター新宿教室において、鶴岡真弓所員による講座が 開講されます。

講座タイトル「ケルト文化とヨーロッパの都市と遺跡 −美と神話を訪ねる」 日時 2011年7月16日 土曜 13:00〜15:00  受講料(税込み) 会員 3,150円   一般 3,780円(入会不要) 場所 新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター(申し込みは4階受付) 地図はこちらです。

以下のサイトからもお申し込みができます。 http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=127801&userflg=0

講座内容の詳細は以下の通りです。  「ケルト」と呼ばれるヨーロッパの基層文化は、16世紀から今日まで、西欧・北欧から東欧にわたる「神話伝説・フォークロア」「美術・デザイン」「考古(もの)・言語(ことば)」などの発生にかかわり、とくに近代では、ヨーロッパ諸国の歴史観や生命観や自然観や季節観までに、大きな影響を与えてきました。それはアイルランドやブルターニュなど現在のケルト文化圏のみならず、実は「フランス」や「イギリス」、「ベルギー」や「ドイツ」「スイス」などの近代国家の成り立ちや、国民主義のシンボルとして、きわめて重要な役割を担ってきたのでした。ケルト系の音楽がヨーロッパ諸都市で演奏されたり、祭が開かれ、独特のデザインが広まっています。「ケルト」が「ヨーロッパの文化や芸術」のベース(基層)であると考えられてきたゆえんです。  この講座では、ダブリン、ロンドン、エジンバラ、パリ、レンヌ、アヴァンシュ(スイス)、ケルン、ハルシュタット、ウィーン、プラハ、ワルシャワ、ザグレブ(クロアチア)などを、シリーズ講座「美と神話を訪ねる ケルト文化とヨーロッパ都市と遺跡」として、旅するように巡り、美術・デザイン・神話・伝説・歴史・考古・文学など、これまでにない多視点から観察していきます。  なお、シリーズ後半では、意外にも「イタリア(ローマ)VSフランス(ガリア=ケルト)」の闘いに運命的かかわるルネサンスの巨匠の絵画や現代の漫画などにも深くかかわっていきます。デザインや歴史・伝説まで、どの扉からでもお入りいただき、「ケルトの世界」の細部を学び、「ヨーロッパ」の深層を発見していきましょう。  第1回目となる今回のテーマは、「ダブリンとロンドン篇−トリニティ・カレッジ図書館と大英図書館−『ケルズの書』からリンディスファーン修道院の再発見」。  次回は、秋に開催する予定です。

テキスト 鶴岡真弓・松村一男著『図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ』       河出書房新社(定価1,995円) ※各自お求めください。

ポスト @ 2011/06/10 17:51 | お知らせ

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