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Nov 27, 2008

21世紀文化論「思考をうながすメディア ─『六ヶ所村ラプソディ』から」報告

さる11月15日(土)に多摩美術大学で行われた21世紀文化論 「思考をうながすメディア ─『六ヶ所村ラプソディ』から」の模様です。 今回の講師・鎌仲ひとみさん監督作品、『六ヶ所村ラプソディ』を上映後、中沢新一所長との対談が行われました。

現在、にわかに原子力が森林伐採や温暖化に影響の少ない「エコ」な発電力として注目され、推進されています。 ですが、その「エコ」という言葉の陰で、原子力そのものの危険性や、環境への影響は隠蔽され、取り沙汰されなくなっているといいます。 東京の電力の多くは北陸の原子力発電所によって供給されています。 電気が生活に欠かせないいま、六ヶ所村で起きている問題は、私達にとって 関わりのない遠い場所の出来事ではなく、すでに身近に関わっていることであり、 世界中で共有している問題なのだと、鎌仲さんは言います。

おおらかにユーモラスに、力強く話してくださった鎌仲さん。 話には新作の構想も飛び出し、会場をすっかり魅了していました。 →六ヶ所村ラプソディ・オフィシャルサイト

ポスト @ 2008/11/27 14:41 | イベント報告

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