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Nov 27, 2008
Oct 21, 2008
「映像と目に見えない存在 image and invisible」・2
つづいて「Homiĉevalo」を上映後、特別研究員の大淵靖子さんを交えての鼎談の様子です。
ホミチェヴァロ作成に「馬娘婚姻譚」神話が実際に盛り込まれたいきさつなど、 創作をめぐる不思議で興味深い話も聴くことができました。
大淵さんは高木さんに撮られた感想を、「馬と自分の内臓をすっとなでていったよう」と表現。 高木さんの対象を見つめてとらえる視点の深さに驚かれたそうです。
最後は最新作「NIHITI」を上映後、高木さんのスピーチで大拍手の中、幕となりました。
終了後の懇親会では、大勢の学生が高木さんのまわりをぐるりと取り囲み、話に耳を傾ける姿が 見られました。高木さんのメッセージは、多摩美の学生にしっかりと伝わったようです。
コンサートを講演の前々日に終えたばかりだった高木さん。 これからのご活躍が一層期待されます。
「映像と目に見えない存在 image and invisible」・1
18日の21世紀文化論「映像と目に見えない存在 image and invisible」の様子です。
当日は京王線が止まるというアクシデントもあったものの、開場を前に長蛇の列ができるほどの 盛況ぶり。 満席で、立ち見や通路に座る人も多数いらっしゃるなかでの開演となりました。
まず最初に、高木さんの作品「Tidal」「Lava」の2つを上映。 作品に圧倒されたように聴衆の静まるなか、高木さんと中沢所長の対談が和やかにスタートしました。
盛り上がること45分。中には高木さんが所長に切り込む場面も。 聞き手の気持ちを離さないスリリングな会話が続きました。
Oct 17, 2008
折口信夫シンポジウムのインターネット公開開始
今年5月24日に行われた、研究所と折口信夫会の共催による シンポジウム「折口信夫、戦争と平和」の模様が、 本日よりインターネットサイト「tamabi.tv」で公開されます。 http://www.tamabi.tv/research/iaa-orikuchi.php
4時間を越えた講演・討議を、約1ヶ月かけて以下の通り順次掲載します。どうぞお楽しみに。
2008/10/17(本日) 研究趣旨について(安藤礼二) 岡野弘彦:『神道概論』をめぐって、折口の神について 2008/10/21 中沢新一:「神道宗教化の意義」をめぐって、折口の新しい宗教論について 2008/10/24 藤井貞和:『現代襤褸集』をめぐって、折口の詩について 2008/10/28 平出隆:折口の詩論、言語論をめぐって 2008/10/31 成瀬有:『倭をぐな』をめぐって、折口最晩年の短歌について 2008/11/04 持田叙子:「死者の書 続篇」をめぐって、折口晩年の散文作品について 2008/11/07 長谷川政春:「源氏物語における男女両主人公」をめぐって、折口の源氏物語論について 2008/11/11 安藤礼二:「民族史観における他界観念」について、問題提起のまとめ 『倭をぐな』朗読:畠山英治・篠崎央子 2008/11/14 質疑応答(1) 質疑応答(2)
Oct 10, 2008
岡本太郎シンポジウム会場周辺
先月行った岡本太郎シンポジウムの会場周辺の写真をご紹介します。
会場はこの3月まで小学校だったところです。 同じ場所にて、次なる企画を準備中です。発表まで暫くお待ち下さい。
多摩美の学生スタッフが、手作りの本屋さんを開設して、 特価販売しました。 今後も芸術人類学叢書など、研究所関連書籍のイベント会場での販売を継続する予定です。
スタッフの打ち上げパーティーは、旧図工室で行いました。 絵の具の香りがたちこめる、懐かしい気持ちがわいてくる場所です。
撮影:多摩美術大学 工芸学科 奈良彰子さん
Sep 27, 2008
講演「生活の“かたち”−アートとエコロジーの対話のゆくえ」
本日八王子の多摩美キャンパスにて、京都の地球研から鞍田崇先生を お呼びして、講演「生活の“かたち”−アートとエコロジーの対話のゆくえ」が行われました。
鞍田さんは、民芸運動、絵本『おしいれのぼうけん』や茶室などの 空間性の問題を素材として、多摩美学生を中心とした約200名の 聴衆に、環境問題の今後の方向性を語って下さいました。
職場である地球研近くに偶然陶芸家上田恒次邸を発見したいきさつ、 その上田恒次が河井寛次郎に入門を許されたエピソードに 民芸運動が潜在させている快適な空間への関心を読み解くこと、 茶室の畳の寸法に身体知が宿っているのではないか、等々 あっという間の1時間でした。
後半は、研究所所員鶴岡真弓先生との対談が行われました。
Sep 26, 2008
「縄文と岡本太郎」
21日日曜日に、四谷CCAAと共催したシンポジウム「縄文と岡本太郎」の様子です。
当日はあいにくの天気でしたが、大勢の方にご来場頂きました。 四谷での活動はこれが初めてです。 今後の発展に向けてまずは第一歩を踏み出しました。
赤坂憲雄先生の講演
平野暁臣先生、田中基先生が加わっての後半プログラム
四者四様の切り口に、「岡本太郎」と「縄文」の普遍性を考えさせられたひと時でした。
このシンポジウムの様子は、CCAAのブログ(9月24日の記事)でも紹介されています。 http://ccaablog.jugem.jp/#top
また、tamabi.TVでも追って配信される予定です。
さる11月15日(土)に多摩美術大学で行われた21世紀文化論 「思考をうながすメディア ─『六ヶ所村ラプソディ』から」の模様です。 今回の講師・鎌仲ひとみさん監督作品、『六ヶ所村ラプソディ』を上映後、中沢新一所長との対談が行われました。
現在、にわかに原子力が森林伐採や温暖化に影響の少ない「エコ」な発電力として注目され、推進されています。 ですが、その「エコ」という言葉の陰で、原子力そのものの危険性や、環境への影響は隠蔽され、取り沙汰されなくなっているといいます。 東京の電力の多くは北陸の原子力発電所によって供給されています。 電気が生活に欠かせないいま、六ヶ所村で起きている問題は、私達にとって 関わりのない遠い場所の出来事ではなく、すでに身近に関わっていることであり、 世界中で共有している問題なのだと、鎌仲さんは言います。
おおらかにユーモラスに、力強く話してくださった鎌仲さん。 話には新作の構想も飛び出し、会場をすっかり魅了していました。 →六ヶ所村ラプソディ・オフィシャルサイト