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Sep 08, 2009

宮田浩介第一詩集 『Current』

以前このブログでもご紹介した(こちら) 宮田浩介特別研究員の英語詩集『Current』が、著者による和訳を付した 英日対訳詩集として、思潮社からこの6月に出版されています。

以下、帯文を再掲します: Current、流れるもの ― 日本に帰還した現代のユリシーズが、バイクにまたがって無数の道を駆け抜けていく。 アメリカで刊行された英語詩を自ら翻訳し、英日対訳詩集として日本語の詩に新しい光を投げかける。

2009/09/08 14:00 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback

Sep 07, 2009

石井匠著 『縄文土器の文様構造』

石井匠特別研究員の単行本 『縄文土器の文様構造 −縄文人の神話的思考の解明に向けて−』が、 アム・プロモーションが刊行する「未完成考古学叢書」シリーズの第7冊め として刊行されています。

以下、出版社からの内容紹介です:  岡本太郎の縄文土器論を検証すべく、縄文土器文様を立体的な三次元レベル から分析した未踏の分野を新たに開拓した論文。「可視範囲面」、「正面  性」の発見、「螺施構造」への洞察など、これまでに絶えて見ることのなか った縄文土器文様の本質の解明に迫る意欲的な内容である。

また、本書は週刊読書人7月31日号「2009年上半期の収穫」でも 取り上げられました。そこでの鎌田東二氏の評を以下再掲します。 「若手縄文考古学者の博士論文。縄文土器の文様にどのような神話的思考が  あるかを解明する。螺旋構造、フレーム、文様の破調などを分析して、  そこに「非対称性」があることを浮き彫りにし、神話と歴史の接合点を  「歴神話」という視点で考察している。」

2009/09/07 17:26 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback

Jul 30, 2009

『大菩薩峠』の世界像

野口良平特別研究員著『『大菩薩峠』の世界像』が平凡社から刊行されました。

以下帯文による紹介です; 一般に「大衆小説」とされるこの作品が、発表当時から現在まで、 おびただしい作家・思想家を惹きつけてきたのはなぜか? 引き出された膨大な言葉をていねいにたどりながら、 登場人物それぞれが人間の営みの「原問題」を問い続ける「大乗小説」(介山)の構造、方法、その魅力を鮮やかに解析する、気鋭の力作!

前回の朝日新聞の書評にも登場しました。 http://book.asahi.com/review/TKY200907280124.html

2009/07/30 19:00 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback

Jul 21, 2009

新刊書『吉本隆明のDNA』紹介

藤生京子さんの新著『吉本隆明のDNA』(朝日新聞出版、7月30日発売予定)に、 中沢新一所長のロングインタヴューが収録されています。

吉本隆明氏のオリジナリティー溢れる、「強靭な日本語」による思想を、 中沢新一所長はどんなふうに読み込み、受け取ってきたのか。

6人の論客によって語り出された、新しい「吉本論」。 語る側、語られる側双方の「思想家のたたずまい」が、 非常に丁寧に構成されたインタヴューによって、明らかにされていきます。

同時に各論者の知的形成期をさぐる、貴重な記録でもあります。 ここでの吉本隆明さんは、まるで語り手を映し出す「鏡」のよう。 どうぞご期待ください!

2009/07/21 13:40 | お知らせ,中沢新一,書籍紹介 | Permalink | Trackback

Jun 04, 2009

安藤礼二新刊・『霊獣 「死者の書」完結編』 出版

安藤所員の新刊が5月30日発行で出版されました。

『霊獣 「死者の書」完結編』 (新潮社/1,600円税別) ※新潮社のサイトで中身の立ち読みができます。

─帯文より─ 「光と闇、夢と現実、少女と死者が 渾然一体となり、光り輝く胎児が生み落とされる 折口信夫が織り上げようとした 光の曼荼羅の物語を書きつぐ」

本著は、『新潮』2009年5月号に初出掲載された文章が本になったものです。

2009/06/04 15:25 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback

Mar 31, 2009

鶴岡真弓新刊 阿修羅のジュエリー

鶴岡所員の新刊『阿修羅のジュエリー』が理論社「よりみち!パンセ」 シリーズの1冊として3月27日に発刊されました。

詳しい内容紹介は記事末尾を参照頂くとして、今回注目は 鶴岡所員自筆のイラストが何点か掲載されています。一例をご紹介します。

ちなみに本書は、今日から東京国立博物館で始まった「国宝阿修羅展」の 会場でも販売されています。

<内容紹介> 「輝きをデザイン」できる人間の力。 「国宝・阿修羅」像のネックレス、ブレスレットなど「装飾デザイン」から読み解く!

神秘の国宝「阿修羅」。 人気最高のその仏像なら、だれもがよく知っている。

しかし、そこには見逃されてきた「ジュエリー」の世界があった。「装飾の魂」があった! よく見れば、阿修羅像は、「金色の胸飾り」に「花柄の巻きスカート」をはじめ、 1300年前の国際的ファッションをまとう、きらきらしい鬼神でもあるのだ。

本書は、「国宝・阿修羅」像のネックレス、ブレスレットなど「装飾デザイン」 から始め、聖母マリア、ルネサンスの貴婦人、近代名画のサロメ、シュリーマン発見の財宝などを 東西に訪ねて、聖なるフィギュアを飾った、ジュエリーから携帯ストラップまでを、 豊富なカラー図版や楽しいイラストとともに、 「輝きをデザイン」できる人間の力を読み解きます。 これまでのシルクロードを超え、日本、西域、インド、ペルシア、トルコ、イタリア・・・筆者が踏破した「ジュエリーロード」を旅しながら、宝石と装飾から発見される、常識をくつがえす魂の文明史! 「国宝・阿修羅」像の見方が360度変貌する、待望の書。「中学生以上のすべての人に」の好評「よりみち!パンセ」シリーズの最新刊!

<目次> キラキラへのイントロダクション 「輝き」をデザインできる人間の力 第1章 阿修羅ジュエリーの発見 「飾る」デザイン力 第2章 シルクロードからジュエリーロードへ 宝石の道と王妃たち 第3章 「花」と「星」のアシュラ ペルシアから奈良へ 第4章 マリア様と貴婦人の真珠の髪飾り イタリア・ルネサンスと東方貿易 第5章 サロメと仏像のストラップ 祈りのジュエリー 結びのことば さらなる旅に向かって

関連情報 : 阿修羅展情報 2009年3月31日-6月7日 東京国立博物館 公式サイトはこちらです。 2009年7月14日-9月27日 九州国立博物館

2009/03/31 15:10 | お知らせ,書籍紹介 | Permalink | Trackback

Feb 26, 2009

メアリ・ダグラス『汚穢と禁忌』出版(ちくま学芸文庫)

2009年3月9日発行予定のメアリ・ダグラス著、塚本利明訳『汚穢と禁忌』(ちくま学芸文庫) に、中沢所長が解説を書いています。

『汚穢と禁忌』は、文化人類学のバイブルとも呼ばれるほど優れた本だと言われています。 日本では1972年、1985年に思潮社から和訳が出版されていましたが、ここ最近は絶版の状態が続いていました。

今回の新装版を待たれていた方も多いのではないでしょうか。

2009/02/26 17:01 | 書籍紹介 | Permalink | Trackback