多摩美術大学

多摩美術大学 日本画研究室

大学院美術研究科絵画専攻日本画領域 美術学部絵画学科日本画専攻

学科紹介

日本の絵画は豊かな風土に培われてきた自然観や精神によって、独自で多様な美意識を育んできました。現在の美術教育のなかでは、伝統的な日本画の素材に触れる機会がなくなっています。西洋の近代絵画の歴史を主に学んできた私たちにとって、日本画を描くために必要とされる複雑な技法や知識は、ともすれば難解に思えるかもしれません。その意味で、まだまだ古くて新しい、未知の可能性をもった領域といえます。日本画独特の自然に近い素材― 膠や胡粉、岩絵具や顔料などに触れ、基礎技法を修得し、自在に使いこなすことで、より若々しい感覚と新鮮な気力に満ちた、新しい表現を生み出せることでしょう。

本学科では、1・2年次の基礎課程で日本画の絵画、素材、用具の基礎知識を身につけ、課題を通して、表現内容、創造を自由に駆使するための基礎技術を養成します。3・4年次の専門課程では主体性をもって創作することで、現代技術・創造精神の形成を行い、自らの感性の表現力を身につけていきます。

自由を信条としながら、現在の日本画の問題に取り組み、次の世代の大胆な創造を探究する才能と態度の育成を目指しています。

  • 年間スケジュール
  • 日本画写真集
  • 卒業後