No 16 武藤 勝也さん(オーデリック株式会社)

オーデリック
プロフィール
オーデリック株式会社 開発部 ゼネラルマネージャー

1985年 立体デザイン専攻 インテリアデザイン専修卒
同年4月 オーデリック株式会社(旧オーヤマ照明)入社
以後、現在まで開発部で勤務在席

インタビュー
聞き手:安次富 隆


この度は5人のプロダクト卒業生の展示を企画してくださってありがとうございます! 武藤さんは私と同期。なんと30年の長いお付き合いになりますね。 私たちが学んだ当時は、立体デザイン専攻と言って、プロダクト、インテリア、クラフトの3つコースに分かれており、武藤さんはインテリアデザインを学んでオーデリックに入社しました。早くからオーデリックのデザインを引っ張っている開発部のゼネラルマネージャーとして活躍しており凄いなぁ!と思っています。

Q1:武藤さんがデザインで大切にしていることは何ですか?

私がデザインで大切にしている事は、開発する製品を「いかに使う人の立場になってデザインする事が出来るか?」です。我々デザイナーは、どんなに優れたデザインの商品を作ったとしても、お客様が受け入れてくれなかったらその商品は失敗作であり自己満足にすぎません。デザイナーは芸術家ではなく、決して自己主張を押し付けてはならないと考えています。今は存在しないが、「こんなデザインで、こういう物が欲しかった」と消費者が思っている物を形にしてあげる仕事請負人である事を忘れないようにデザインしています。

Q2:この度はプロダクトの卒業生5名の製品の展示を企画してくださったのですが、彼(彼女)たちの魅力を教えてください

それぞれ5名が、それぞれの特徴を良く理解し、デザイン作業を進めている所です。 とにかくマイナスとなる様な事は一切考えないし、口も出さない。お互いが、お互いの良い所を引っ張り出してくれているので世話が無く助かっています。

オーデリック
市川 裕基  
2002年 多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻 卒  
同年   オーデリック株式会社 入社

オーデリック
PLUGGED




オーデリック
下山田 敬
2007年 多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻 卒
同年   オーデリック株式会社 入社
オーデリック
SoSoシリーズ




オーデリック
三井 てまり  
2007年 多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻 卒  
同年   オーデリック株式会社 入社 

オーデリック
マテリアルキューブブラケット



オーデリック
山﨑 大幹  
2007年 多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻 卒  
同年   オーデリック株式会社 入社

オーデリック
OPT-deco 




オーデリック
高橋 咲  
2009年 多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻 卒  
同年   オーデリック株式会社 入社 

オーデリック
小型カラーペンダント

Q3:インハウスデザイナーの醍醐味は何でしょうか?

本当の意味での「物づくり」を知っている事です。 どこまでデザインを優先させ、主張させるかは難しい所ですが「インハウスデザイナー」いわゆるメーカーのデザイナーである以上、白い紙にペンをとり、デザインレビューを経て製品化が決定し物流倉庫から商品として出荷されるまで、担当者は責任を持つよう教育しています。一つの物を作るのに、どれだけの時間と人、そしてお金が動くのか?このすべてを把握する事が「インハウスデザイナー」の務めであり、強みでもあります。

Q4:最後に在校生へのメッセージをお願いします。

将来の事を考えると、不安になる人もいる事でしょうが、社会に出てプロのデザイナーになれば、毎日が勉強でそんなことは何処かに吹っ飛んで行ってしまいます。だから今はとにかく一生懸命学ぶ事です。多摩美術大学で学んだことはもの凄く役に立ちます。学んだ者勝ちですよ!

武藤さんの「デザイナーは、消費者が思っている物を形にしてあげる仕事請負人である」という言葉に謙虚なプロ意識を感じます。責任を持ってそれを実行するために、アイデアの創出から商品の生産、流通、販売、経営に至るまで立ち会うことのできるインハウスデザイナーの強みを活かし、日々勉強しながらデザインし続けている武藤さんに、ブレのないデザイナーの信念を感じます。 本日はありがとうございました。

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