在校生のみなさんへ 〜新学期にあたって〜

在校生の皆さんは新学期を迎えて準備に余念のないことと思います。また、早く学校で制作したいと考えている人も多いと思います。ご存知の通り、今年度の新学期は教員や大学にとっても未曾有の体験です。目に見えないCOVID-19 の感染は世界的に猛威を振るっており、収束の兆しが見えません。緊急事態宣言が出されて、一層混迷を深めているといっても過言ではなく、この不条理な事態に皆さんは不安を抱えて過ごしていることでしょう。先ずは生命の危険から身を守るために不要不急の外出を控えて下さい。またご家族や身の回りの人々の安全にも気を配り、感染の可能性を高めないようにして下さい。大学では感染の恐れなど考慮して、今年度のオリエンテーションは資料配布と画像配信による解説となりました。

一方で、この現状は予期せぬ時間をもたらしたともいえるのです。長期休暇の際に考えた事柄を、休校期間中に引き続き深めていくことができます。例えば美術大学で学ぶ意義を考えることや、修了年度、卒業年度を迎える皆さんは就職活動を視野に入れ、ポートフォリオの作成などを通して自分自身を見つめる良い機会です。勿論、読書やドローイングなどにも時間は取れるはずです。
熟考の機会と申し上げましたが、光陰矢の如し、もう直ぐ授業は開始される予定です。
今年度は学内授業が6月以降とされており、5月に新学期がスタートしても、教員や友人達との面接授業は遅れることになります。そこで、実技の前に授業の担当教員より各授業の実技前対応について連絡を致します。ホームワークが出されますが、目的意識を持って取り組んで下さい。このホームワークは授業が開始されたものと認識して下さい。真剣に取り組むことが、実技に移行した際のスタートダッシュの大きな力になります。課題に集中することで少しでも不安が解消されることを祈っております。この不測の事態が生んだ時間を大切にしましょう。また、元気に皆さんと再会できることを研究室一同は心から願っております。