芸術学専攻トークイベント「身体を通して世界と向き合う〜経験から表現へ〜」開催レポート

大学院芸術学専攻では、毎年、博士前期課程1年生が企画したイベントを開催しています(2020年度はコロナ禍のため実施しておりません)。多くの場合、各分野で活躍されているゲストをお呼びして、トークイベントを行なっております。大学院生は、イベントの企画・広報・運営まで積極的に取り組むことで、普段の理論的な研究活動だけでは獲得できない実践力を身につけていきます。
2021年度は「身体と世界の関わり、経験と表現の関係」というテーマのもと、2回にわたって3名のゲストをお呼びしました。
コロナ禍が続くなかで思い通りに進まないことも少なくなかったようですが、学生たちはイベントの開催に向けて奮闘してきました。

11月13日(土)の第1回は、詩人の伊藤比呂美さんによるトークイベントでした。対面・オンラインの同時開催で実施された今回のイベントでは、合わせて50名以上の皆さまにお越しいただきました。コロナ禍でのオンライン授業の体験から始まり、文学の話題へと伊藤さんの流れるような語り口に圧倒され、あっという間の2時間でした。会場からも多くの質問が寄せられ、伊藤さんとの活発な議論が行われました。

11月25日(木)の第2回は、舞踏家の最上和子さんと剣術家の高無宝良さんをお呼びしました。午前中はワークショップが行われました。集まった10名ほどの参加者は普段とは異なる身体の使い方を体験できたことでしょう。午後はオンライン配信を併用した対談でした。舞踏と剣術という一見異なる二つの領域がどのように接するのか、興味深い対談となりました。平日ながらも多くの方にオンラインで視聴していただきました。


以下は、今回のイベントの様子です。

11月13日(土) 第一回「「生死・身体・性」 経験し、向き合い、表現すること – 詩⼈、伊藤比呂美氏を呼んで」



11月25日(木) 第二回 「モノを通して交流する世界と身体 − 舞踏家 最上和子氏と剣術家 高無宝良氏を呼んで」
高無宝良さんワークショップ


最上和子さんワークショップ



対談