木内 陽 『文字をめぐる「雨ニモマケズ」』

kinouchi

書物の歴史は長い。そして現在、書物の電子化の問題が取りざたされている。この書物では、デジタルにおける文字の特性に着眼した。スクロールされることによって文字は流れるように認識されるようになり、拡大縮小が自由に行え、級数などの文字サイズが曖昧になった。本文を縦一列に組み、拡大縮小が自由になることによって可能となった、文字の細部の認知という点を金属活字とアウトラインフォントをない交ぜにすることによって示した。

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