高田佳奈 TAKADA Kana

兵庫県生まれ。
神戸大学大学院総合人間科学研究科コミュニケーション学専攻博士前期課程修了。
神戸大学大学院人間発達環境学研究科人間表現専攻博士後期課程退学。
美術教員、美術館職員を経て、多摩美術大学大学院研究室助手。
2018年より多摩美術大学美術学部芸術学科非常勤講師。
2020年現在、多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム(TCL)コーディネーター兼務。

活動紹介
研究分野は芸術学と民族学です。
中でも、民族芸術と「ツーリスト・アート」と呼ばれる観光土産品に主眼を置いています。
また、技術(art)と美術(ART)、先住民族の社会や文化などをテーマに、モノの価値がどのように変化してきたのか、変化の過程でどのような問題点があったのかを示唆するとともに、ここから発生した「デザイン」を調査しています。
さらに、その地域で暮らす人々の間で生まれた生活様式や習慣、技術、思想、宗教、歴史的背景などを俯瞰しながら、「アート」とは何かということも同時に再考し、「アート」と生活の繋がりを多くの人々が幅広い視点で見られるようになることを目指しています。
境界領域を多く含んでいるため、専門分野での立ち位置が難しいところもありますが、私たちの日常は研究活動そのものです。専門性を持ち、それに特化することは重要なことです。しかし、その「区分け」を越えて活動していくことも同じくらいに不可欠なことなのだと考えています。

主な論文・講演・発表等
『「プリミティヴ・アート」-芸術と非芸術の境界線-』(「サントリー文化財団助成プロジェクト・北アメリカ先住民アート研究会」、2010年)
『「プリミティヴ・アート」考-人類学の文脈を通して』(「多摩美術大学大学院研究紀要3」、2014年)
『プリミティヴ・アートの変遷と今後の可能性を巡って-ツーリスト・アートとの関係性を探る-』(「第66回美学会全国大会」、2015年)
『観光とプリミティヴ・アート-ツーリスト・アートをひとつの方法として』(「多摩美術大学紀要31」、2017年)
『観光と民族芸術-ツーリスト・アートをひとつの手がかりとして』(多摩美術大学共同研究シンポジウム「覇権主義と美学-インディアン同化政策とアメリカ現代美術-」、2019年)