第2回 公開研究会|久保寛子「わたしと彫刻と考古学」

 

 

日 時|2024年7月17日(水) 16:30–18:00

会 場|多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所

 

 

 

アートとデザインの人類学研究所 第2回公開研究会

久保寛子「わたしと彫刻と考古学」

 

先史芸術や宗教芸術などの造形性や歴史的背景・神話とのつながりのなかで彫刻的な実践を探求している久保寛子氏を講師にお迎えして公開研究会を開催します。

久保氏は、農耕や偶像などをテーマに、古来日常にあった祈りのかたちを現代に置き換えた彫刻作品の制作や、土地に呼応したダイナミックなインスタレーション作品を発表しています。素材には、ブルーシートや鉄、コンクリートや土嚢などの工業製品を使用。これらの素材は、現代における効率化、あるいは合理化された手仕事を表象しており、新しい神話の断片、女神像の身体となりゆくと久保氏はいいます。

今回の研究会では、作品・制作における彫刻と考古学との関連についてお話しいただきます。研究会後半では、港千尋所長を交えてディスカッションも行ないます。

 

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◉開催概要

 

講 師  久保寛子 氏

日 時  2024年7月17日(水)16:30〜18:00(開場 16:10)

会 場  多摩美術大学 八王子キャンパス・アートとデザインの人類学研究所(アクセス

対 象  本学学生・教職員、学外一般

共 催  情報デザイン学科メディア芸術コース

 

※事前申込不要。当日会場にて記帳をお願いします。

※定員は40名程度。満席の際は入場をお断りする場合があります。

 

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◉講師プロフィール

 

久保寛子  Hiroko Kubo

1987年広島県生まれ。広島市立大学芸術学部彫刻専攻を卒業、テキサスクリスチャン大学美術修士課程修了。先史芸術や民族芸術、文化人類学の学説のリサーチをベースに身近な素材を用いて、農耕や偶像などをテーマに作品制作を行なっている。近年の主な展覧会に「鉄骨のゴッデス」(ポーラ ミュージアム アネックス、2024年)、「浪漫台三線藝術季」(台湾、2023年)、「ヒト新世の群像-A Group Portrait of Anthropocene-」(ギャラリーヤマキファインアート、2022年)など多数。受賞歴として、広島文化新人賞(2022年)、六甲ミーツ・アート公募大賞(2017年)などがある。

 

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お問い合わせ

多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所
〒192-0394 東京都八王子市鑓水 2-1723 メディアセンター4F