『雨乞いの仮面』展、関連イベント

『雨乞いの仮面』展に関連し、
研究所の所長、所員がトークに参加いたします。

詳細はこちら↓

 

■ひとつめ
6/6(金)オープニングイベント
開場:19時 料金:1800円(お茶付き) 定員:30名
第一部:鶴岡真弓レクチャー『ケルト芸術、仮面とイェイツ』
開始:19時30分 終了:21時

内容:
多摩美術大学芸術人類学研究所・所長であり、ケルト芸術研究の第一人者である鶴岡真弓さんをお迎えし、「ケルト芸術、仮面とイェイツ」についてレクチャーをして頂きます。
文字をもたず、自然崇拝の多神教であり、神話を口承していったケルト人。彼らは「神話」や独特の造型の「美術」によって、「心に想う真理」や「目にはみえないもの」を表現します。こうした生身の人間の五感に訴えかけるケルト的想像力を駆使したアーティストに、詩人で劇作家のイェイツがいます。フォークロアの収集も行い、神秘家でもあったイェイツの作品には、能にも影響をうけた仮面が登場します。
仮面を結び目として、ケルトと日本という土地と力が生み出すアートについてお話しし、皆さんと共に考えていきたいと思います。

 

■ふたつめ

【関連イベント1】
・港千尋レクチャー『イメージの造型、アートへの扉』

6/9(月)開場:19時 開演:19時30分 終演:21時
会場:6次元 料金:1700円(お茶付き) 定員:30名

内容:
写真家・著述家の港千尋さんをお迎えして、「イメージの造型、アートへの扉」についてレクチャーして頂きます。
仮面は儀礼において、神や死者の霊や森の精霊など、異界から一時的に来り、そして去っていく者を目にみえるかたちで捉えるために作られてきました。精霊などのイメージを、仮面という「もの」にすること。不可視の霊的な力と可視の物質的な力が一つに交わる「呪術」的な世界。そこには、アートの起源、創造のきっかけがあるように思います。
今展覧会では8名の作家に仮面を制作して頂きました。この仮面は現代においてどのような立ち位置になるのか。
このレクチャーを通して、人間の心理的な根源に迫り、芸術の起源への扉をひらくことができたらと思います。