IAAフィルムセレクション 2018年vol.6
今年のIAA(芸術人類学研究所)上映会では、各時代を背景とした多様な革新から、新たな人間の力強さを掬い上げる6作品の上映ラインナップを考えております。
2017年12月、今年最後の上映会では下記の映画を上映いたします。
■上映作品名:「人生、ここにあり!」
原題:「Si Puo Fare!」(やれば、できるさ!)
世界で初めて精神科病院をなくした国 イタリアで起こった実話を基に映画化!
■日時:2017年12月12日(火)18時より(開場:17時45分)
■会場:芸術人類学研究所(IAA)
■入場:無料/学生・教職員・一般の方どなたでも、ご自由にご覧いただけます。
監督・脚本:ジュリオ・マンフレドニア
制作年:2008年イタリア/上映時間:111分
09年イタリア・ゴールデングローブ賞
09年ダヴィット・デ・ドナテッロ賞
David of the Youth 受賞
未来は自分で照らすのさ!
1978年、イタリアではバザーリア法の制定により、次々と精神病院が廃止。世界で初めての挑戦が起こっていた。「自由こそ治療だ」という画期的な考え方から、それまで病院に閉じ込められていた患者を地域にもどし、一般の社会で暮らせるような地域づくりに挑戦。 本作は、そんな時代に起こった実話を基に誕生した傑作です。
これまで、本国イタリアでも語れることのなかった実話を基に、卓越した笑いと極め細やかな感性でコメディ仕立てに練り上げられた本作は、”人間謳歌エンターテイメント”! 上映時には40万人を超える動員で1年以上のロングランを記録し、社会現象となるほど人々の関心を集めた映画です。