『感性は感動しないー美術の見方、批評の作法』椹木野衣 所員著書

世界思想社から椹木野衣所員の著書『感性は感動しない-美術の見方、批評の作法』が発行されました。

子供の絵はなぜいいの?絵はどうやって見てどう評価すればいい?美術批評家・椹木野衣は、どのようにつくられ、どんなふうに仕事をして生きているのか?絵の見方と批評の作法を伝授し、批評の根となる人生を描く。著者初の書き下ろしエッセイ集。

書籍名:『感性は感動しない-美術の見方、批評の作法』
著者:椹木野衣
出版元:世界思想社
価格:1,700円(税別)
ISBN/商品コード:9784790717133

URL:http://sekaishisosha.jp/book/b370217.html

【目次】

はじめに

感性は感動しない

Ⅰ 絵の見方、味わい方

かたまりとしての思考/絵を前に思いをめぐらす/感想は言わない/
子供の絵/初めての西洋美術/美術館鑑賞術1 歩くスピード/
美術批評家になるには/美術館鑑賞術2 売り文句を疑う/
美術館鑑賞術3 東京で歩きまわる/美術の母語/
絵をまるごと呑み込む/イギリスでダリと再会

Ⅱ 本の読み方、批評の書き方

本をどう選べばいいか/書くための読書術1 本の食べ方/
書くための読書術2 生涯で読み込める本の数/書くための読書術3 惑星のような本/
キータッチ――対話しながら書く/手書きを大事に――息を止めて推敲する/
日本語の批評/展覧会図録の横書き/
ツイッターの書き方/スマホとのつきあい方/眠りと執筆/蔵書と家

Ⅲ 批評の根となる記憶と生活

家が自分に住み着く/批評の根/私の育った秩父/
子供のころ恐怖を感じたマンガ/秩父と京都の反骨精神/
青春の暴走とギター/なんでもありの音楽から批評家へ/
批評の姿勢を身につけた大学時代/憑依する音楽/究極の呑み方/
飛行機の座席の選び方/子育てと批評/部屋の外の世界に気づく