渚と森のフォークロア

金子遊

本部門では、ユーラシア大陸と周辺の海洋において、文章とイメージを使ったフォークロア研究を進める。海へと開かれた渚と、深い森につつまれる山々は、地元民や先住民にとって、神話や民間信仰がはぐくまれる地勢としてあった。その生命が循環する場から生みだされるイメージの世界(映像、写真、絵画、建築、彫刻、民芸、現代アートなど)の豊穣さを探求していく。同時に、それらの地域は、異国による植民地化や、近現代におけるダイナミックな社会変動を経験してきた歴史を合わせもつ。その混淆的な文化のあり様を、旅と移動、歴史と記憶などの観点から、日本列島と周辺地域の比較のなかで浮かびあがらせる。

Art Anthropology 16号《渚と森のフォークロア》

与那国島の伝承譚/金子 遊

 


前のページに戻る