杉謙太郎「Blind Flower 盲目の花」

 
 
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ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
 
 

開催日 2023年5月13日(土)
会 場 多摩美術大学 八王子キャンパス メディアセンター1F・メディアホール

 

 

多摩美術大学・アートとデザインの人類学研究所では、これまで「土地と力」を統一テーマとして掲げ活動指針を立ててきました。なかでも、「行為の詩学 もの・ひと・美」(金沢百枝所員)では、西洋的な「美の基準」の外から美の境界領域を探索することを目指し研究活動をおこなっています。

このたび当部門では、西洋芸術とは異なる自然観をもつ「いけばな」を根幹に独自の表現を進める花道家・杉謙太郎を迎え、花会「Blind Flower 盲目の花」を開催いたします。

福岡県吉井町の薔薇農家に生まれた杉謙太郎(1975–)は、10代で池坊の花道を学び、20代前半には花を教えはじめました。その後、日本をはなれてヨーロッパを巡りましたが、帰国後は花道家・原田耕三(1932-2016)に師事し、古典花道の稽古を重ねます。現在は古典の様式と精神をもちながら先人とは異なる道をゆく、現代における独創的な花の試みに挑みつづけています。

従来の花会のように咲く花の色や枝ぶりを主にするのではなく、種子や花粉なども「花」として捉えて「生命」の根源たる花の内面を抽出する。あるいは一度土に還った花をも再生する祭祀的な行為。人々が集うことによって共有する特殊な「場」を杉は「花会」と考えています。

パンデミック後、世界が刻々と変化してゆくいま、杉はこれまでのやり方ではない「花」が求められていると感じています。目には見えないもの、目に見えずとも、微かな風によって一瞬感じる感興。このようなものを大切に、花の「面影」を、表現していけたらと杉は言います。杉が近年取り組むテーマ「Blind Flower」。心と感覚を研ぎ澄まし花と向き合うこと、それによって私たちは生命の機微を「見つめること」へと誘われるでしょう。

 

 


 

多摩美術大学 アートとデザインの人類学研究所+芸術学科21世紀文化論 共催 

公開イベント

杉謙太郎「Blind Flower 盲目の花」

 


 
花  杉 謙太郎(花道家)

音  Jun Mizumachi(サウンドデザイナー)

 
日 時  2023年5月13日(土) 第1部:13:00-14:30、第2部:15:00-16:30 *開演20分前から受付開始

会 場  多摩美術大学 八王子キャンパス メディアセンター1F・メディアホール(Google Map

参加費  無料

定 員  各部 80名

 

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◉参加方法 

事前申込制。該当する以下のフォームから参加申込をしてください。

 
・多摩美術大学 学生・教職員の方▶︎  定員に達したため募集を締め切りました

・学外一般の方▶︎  定員に達したため募集を締め切りました
 
※第1部と第2部は同じ内容です。

※各部完全入れ替え制です。

※2名以上で参加希望の場合も、1名ずつ申込フォームを送信してください。

※申込が定員に達し次第、募集を締め切ります。

 

◉参加にあたっての注意事項 

・「立ち見」が基本となります。

・鞄やリュックなどは受付に預けて入場していただきます(携帯電話、貴重品などの小物類は持ち込み可能)。

・演出の都合上、会場内が暗くなります。あらかじめご了承ください。

・開演時間を大幅に遅れての入場はお断りさせていただく場合があります。

・授業「21世紀文化論」との合同開催のため履修学生が受講します。

・学内に一般駐車場はございません。公共交通機関をお使いください。

 

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主 催 多摩美術大学 アートとデザインの人類学研究所

共 催 芸術学科21世紀文化論

監 修 金沢百枝

 


講師プロフィール

 

 

杉 謙太郎|Kentaro Sugi

 

1975年福岡県に生まれる。18歳より花の道へ。花道家・原田耕三に師事。古典花道研究者・岡田幸三から弟子の原田耕三へと受け継がれた「いけばな」を根幹に独自の活動を進める。現在、全国各地にて開催する花会を通して精神を広めている。

 

2013年  as it isにて花会

2014年  志賀直哉旧居にて花会

     新薬師寺にて花会

2015年  濱田庄司記念益子参考館にて花会

2016年  松永耳庵 老欅荘にて花会

     東大寺 狂言舞台にて花の奉納

     東大寺本坊にて花と狂言出演

     室生寺、唐招提寺花供養

 

以降、オランダ、パリ、韓国、中国など海外での花会多数。

2020年より土を焼く活動(花器制作)を始める。

 

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Jun Mizumachi

 

北九州出身、大学卒業後東京からニューヨークに移住。録音スタジオに勤めながら数々の演奏活動やテレビ、映画、ビデオゲーム、演劇などの音楽やサウンドデザインを制作している。
最近の主な活動は欧米諸国の映画ための音創りとアーティストとのコラボレーション。

 


 

交通アクセス

 

お問い合わせ

多摩美術大学 アートとデザインの人類学研究所
TEL:042-679-5697 Email:iaa_info@tamabi.ac.jp
(受付:平日10:00-18:00)