私たちのデザインする「空間」は、人・社会・自然の中の日常にあります。日常を考え、知ること。
この当たり前のことをしっかりと学ぶために私たちはカリキュラムを用意しています。
空間はリアルな場所を前提とします。そこには、ある文化、風習、気象条件、風土、植生等など、「環境」があります。「環境」を把握し、理解した上でデザインをしなければなりません。この「環境」を受け止めるために、「現場」を最重要視しています。
「空間」は光と素材と構造によって成り立っています。これらは、それぞれ、リアルな存在です。ナマの現物。これと向き合うことを最重要視しています。
1分の1。身体感覚とはまさにこのことを知覚することです。これは、現場、現物主義と関連し、リアルスケールでの理解ができるように努めています。
鉛筆、絵筆、カッター、定規・・・手にするものは様々ですが、とにかくひたすら手を動かし、手で考えること。この姿勢を徹底的に学んでいきます。
講義、演習は、インプット型。この実技課題は、アウトプット。学んだことを最大限活用し、作品に表現します。美大では実技を重視しています。
いわゆる基礎知識を講義形式で学びます。例えば、歴史や文化は、いまある私たちすべての土壌のようなもの。「空間」の生い立ちを学ぶことと言えます。
手で考える / デッサン・スケッチや、折る・切る・曲げるといった“手で考えるため”のスキルを身につけるための実技です。
コンピューターツールを使いこなす / CADやCG、レーザーカッターや、3Dプリンター。コンピューターツールも使いこなすことを目標としています。