FACULTY > 阿部 寿子
その人がどんな家に住み、どんなファッションを好むのか、その暮らしぶりによってその人物が伝わるように、その人が好む色もまたその人の個性を強く印象づけます。人が無意識に選択している色からその人らしさが表現された時の色の語りかける力には、見た人を魅了する魔力があります。だから、学生が旅行へ行った時に色彩にとっていかに光が重要か気づいたことを夢中で話している話に引き込まれたりします。課題で忙しい学生生活を送るとは思いますが、みなさんもエモーショナルな体験から得た色彩感覚に気づいてもらえたらうれしいです。
1990/大妻女子大学家政学部被服学科卒業・セツ・モードセミナー卒業 1992/大妻女子大学大学院修士課程家政学研究科修了 1996/東京芸術大学大学院修士課程美術研究科修了 1999/東京芸術大学大学院博士課程美術研究科修了・博士号取得 2002〜/環境デザイン学科非常勤講師
「ソニア・ドローネと緑の問題」(日本色彩学会全国大会) 「ウクライナの女流画家―ソニア・ドローネー」(ウクライナ研究会) 「ソニア・ドローネのコスチューム・デザインについて」(日本色彩学会全国大会) 「Sonia Delaunay‘s colour planning」(国際色彩学会) うらわ美術館・北海道立函館美術館・いわき市立美術館・東京都庭園美術館で開催された「ソニア・ドローネ展」にて文献協力
個展「Pysanky 2004」 個展「Pysanky 2005」