FACULTY > 青木 淳
建築がモノとモノとの間に内的な秩序を張り巡らす行為であることを前提としつつも、その秩序は、必ずしも幾何学的構成のような全体像が細部を一意的に決定するようなシステムである必要はなく、細部と細部との間の秩序を再帰的に発見しつつ調整していくシステムもありえると考えます。
私は、後者のシステムを「フラジャイル・コンセプト」と呼び、そのオルタナティブな秩序を「くうき」として捉えようとしてきました。
1956/横浜生まれ 1982/東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了 1991〜/青木淳建築計画事務所主宰 2019〜/東京藝術大学美術学部建築科教授 2019〜/京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)館長
1995/馬見原橋、1996/S、1997/遊水館、潟博物館、1999/Louis Vuitton Nagoya Sakae、2002/Louis Vuitton Omotesando、2006/青森県立美術館、2014/大宮前体育館、三次市民ホールきりり、2019/京都市美術館リニューアル(西澤徹夫との共働)