FACULTY > 廣木 花織
光は基本的に姿形を持たない素材です。それゆえに「光をデザインする」ことは今ひとつ捉えどころのないことのように感じる方があるかもしれませんが、決してそんなことはありません。人が空間の豊かさについて語るとき、そこには必ず美しい光と影があります。また光は、同じように形を持たない「時間」や「感情」を表現することのできる特別な素材でもあります。そんなふうに考えてみると、ちょっとワクワクしてきませんか?奥深い光の世界の魅力を皆さんとともに体感・発見し、共有できればと思っています。
1984/東京生まれ 2007/多摩美術大学美術学部環境デザイン学科卒 2007〜2017/有限会社内原智史デザイン事務所 2018/Den Skandinaviske Designhojskole(デンマーク)留学 2018〜/Lyshus リュスフース 代表
「ライティングデザイン」とひとくくりに言っても都市計画・商業空間・住空間・イベント・舞台照明・照明器具のプロダクトデザインに至るまでその対象は広く、それぞれの領域で求められる知識や扱う素材も異なり、幅広い知識が求められます。また建築・インテリア・ランドスケープを横断するため柔軟な発想も不可欠です。睡眠や体内時計とも密接な関係にある光。また国や地域によって、それぞれの文化があることも光の面白いところです。学ぶことは常に尽きませんが、光を通じて積極的に知らない世界に飛び込む機会を作ることを大事にしています。