FACULTY > 森田 健一
「建築生産」とは、企画・設計・施工など、建築物の造られる過程を、工業的な生産過程として位置付けた場合の建築行為の総称です。工場で生産される製品と異なるのは、「手作りの一品生産であること」、「完成までに多くの人々が参画し、時間と労力をかけてつくり上げる」「デザイナーの意図する空間をつくりこむ」ことにあります。一連の建築生産の過程では、専門知識が必要なのはもちろんですが、他分野の参画者の考え方や専門外の情報・知見を吸収し、ものづくりに活かすことが大事になります。
1961年茨城県生まれ。1986年日本大学大学院工学研究科(建築学専攻)修了。同年鹿島建設株式会社入社。首都圏及び海外での建築施工現場における施工管理業務を約27年。東京支店建築工事管理部にて技術コンサル他約4年。その間、本学八王子キャンパス図書館棟(2007)、アートテーク(2015)の施工を担当。
2017年より東京建築支店建築工事管理部にて、社員教育、協力会社育成業務等担当しながら現在に至る。
一級建築士。一級建築施工管理技士。
流動性とひび割れ低減性を有したコンクリートの開発(2007)コンクリート工学年次論文集,Vol.29,No.2