FACULTY > 鈴木 元彦

教員紹介 Faculty members

非常勤講師Lecturer鈴木 元彦Motohiko David Suzuki

担当科目

  • 写真演習

作品がつくる空間は、人々に平安を宿す力があります。
初個展の写真作品を通して、涙を流しながら作品を見てくれた人、夫婦喧嘩した人が相手に謝ろうと心を穏やかにしてくれた人たちの出会いがありました。発表した作品は学生時代に訪れた南フランスの小さな村からも離れた場所に位置する修道院で体感した、石と光と空気がつくりだす静謐さを人々に伝えたいと考えて制作したものでした。
建築写真の被写体は建築であり、空間であり、雰囲気です。私は写真の記録性と記憶性のハイブリッドな写真表現に関心を持っています。人と人の間に存在するインテリア、建築 、ランドスケープの魅力を心と身体で感じ取り、情熱をかけてその魅力を写真媒体で見せてください。

略歴

1981/東京・新宿生まれ 2004〜2009/有限会社PLUMEART(プリュームアート)主宰 2011/多摩美術大学美術研究科修士課程修了 2014/多摩美術大学美術研究科博士後期課程修了 2014〜/光の空間デザイン研究所主宰 2018〜/大岡山建築設計研究所 現在/国画会会員、日本建築写真家協会会員

研究業績

主な著書

「光と祈りの空間―ル・トロネ修道院―」(著書、サンエムカラー、2012)/「光の五島 I 」(著書、サンエムカラー、2015)/「日本の最も美しい教会」(共著、エクスナレッジ、2016)/「東京の名教会さんぽ」(著書、エクスナレッジ、2017)/「銀座ジャック 再び! ?写真で銀ブラ」(共著、鹿島出版会、2019)

主な論文

「教会堂建築の空間における光に関する研究」(2011)/「聖ベルナールの清貧思想と比率の形而上学における光の空間―聖アウグスティヌスとル・トロネ修道院の回廊を中心として―」(2012)/「聖なる建築空間―聖なる軸、聖なる比、聖なる光の三位一体―」(2014)

主な受賞歴

「準佳作」第528回読者がつくる間取り、ニューハウス出版(2000)/「佳作」第1回学生クリエイターズ・フェスタin新宿(2011)/「国画賞」(最優秀賞)第88回国展(2014)/「美術賞奨学会記念賞」第51回神奈川県美術展(2015)/「準会員優作賞」第92回国展(2018)他入選多数。

主な個展

「光と祈りの空間―ル・トロネ修道院―」(新宿、2012)/「祈りの記憶」(西麻布、2013)/「聖と光」(表参道、2013)/「光の五島」(駒込、2015)/「光の静謐」(赤坂、2015)/「光の存在 I」(新宿、2016)/「祈りと平安」(銀座、2017)/「光のエルサレム」(銀座、2018)

主な業務

「越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟、2003)/ 「西沢大良展」(TOTOギャラリー・間、2004)/計画「山谷の教会」(東京、2011)/寄稿「フィガロジャポン」(2014)/連載「信徒の友」(月刊誌、日本キリスト教団出版局、2014〜2016)/連載「信徒の友」(月刊誌、日本キリスト教団出版局、2019〜2021予定)/進行中「日本バプテスト連盟大井バプテスト教会・あけぼの幼稚園」(設計・共同)

ホームページ
https://www.motohiko-suzuki.com

上「ル・トロネ修道院」(南プロヴァンス、フランス)
下「ロンシャンの礼拝堂」(フランス)

多摩美術大学 環境デザイン学科 Tama Art University Department of Environmental Design

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