FACULTY > 井戸 理恵子
皆さんがこれからプロの建築家、商業デザイナー、アーティスト、あるいはその他の道を選び進んでいくうえで、一番大切なのは“自分自身のオリジナリティを発見し育てていける力を身に付ける”ことだと思います。
その力を身に付けるために、<日本人が古来よりもつものの見方、自然観と美意識の根源を学ぶ>ことは大変有意義なことだと思います。
日本人特有の自然観と美意識の根源にある奥深い仕組みを学ぶことで、あなたのものの見方や発想、すなわち《あなたが生み出すデザイン》はより「生きる」ことに肉薄した、地に足のついたものになることでしょう。
北海道北見市生まれ。國學院大學文学部卒業後、(株)リクルート・フロムエーを経て、フリー・プランナー、研究者。2020現在、ゆきすきのくに合同会社代表。株式会社アルゴグラフィックス社外取締役。ニッポン放送『魔法のラジオ』企画・監修。1993〜1995/NTT都市開発 1995〜(株)計算流体力学研究所 1996〜1998/ATR(知能映像通信研究所) 1997〜1998/財団法人イメージ情報科学研究所 東レ、NTTデータなどとの研究、企画開発 2000応用数理学会への研究発表以降、工学系の学会に各種研究発表。2020現在、「伝統材料」研究、流体力学の応用としての「耳」の研究他、伝統職人とのネットワーク活動による文化育成事業、信楽「発願の里信楽・天平令和の発願祭」などの地域文化復興事業、「アエノコト:節供の饗応」主宰。
「生命システムの数理と民俗学の接点」(応用数理学会) 「大麻と伝統材料」「大麻の材料特性に関する伝統情報」「伝統材料に学ぶ人と材料との関係」他(日本材料学会) 「民俗情報の劣化と保存」(腐食防蝕学会) 「耳が捉えるもの」(日本機械学会) 「開基80年牡丹園復興プロジェクト?The Forest Garden」(伝統職人による家屋・神社の復興、鎮守の森の育成等) 化粧品ブランド、webマガジン監修、商品開発ほか
『職人』(共著:井戸理恵子、黒川紀章、菅田正昭他) 「うみやまのマテリアル(大麻・和紙・みずかね・アイヌのマテリアル)」(材料開発ジャーナル月刊「バウンダリー」掲載) 「日本人と麻」(国際縄文学協会 会誌「縄文」全5回) 「聖地の機能」(歴史読本別冊「歴史の中の聖地・悪所・被差別民」) 『暦・しきたり・アエノコト 日本人が大切にしたいうつくしい暮らし』(かんき出版) 『こころも身体も整えるしきたり十二ヶ月』(かんき出版) 『日本人なら知っておきたい!カミサマを味方につける本』(PHP研究所) 「アエノコト養生訓」(永平寺機関誌「傘松」連載)ほか。