FACULTY > 金澤 隆司
地球環境の保全が人類最大の課題となった今日において、建築家もまた「環境デザイナー」として、建築とその周辺環境の共生はもちろんのこと、グローバルな視点からの環境負荷低減に配慮したデザイン能力が要求される。建築が「ひとと環境に優しい建築」になるためには、その地の気候・風土・歴史・伝統などの地域性に立脚したデザインと、そこから得られる豊かな自然の恵みを最大限に活用した環境・エネルギーシステムを構築し、それらを巧みに融合させることが必要であると考える。
1979/横浜国立大学工学部造船学科卒業・三建設備工業(株)設計部勤務 1993/(株)TAK建築都市計画研究所(2009/(株)柳澤孝彦+TAK建築研究所に改組)入社・劇場、美術館を中心とした数多くの文化施設の環境設備設計業務に携わる。2017年より代表取締役、現在に至る。 1997/「新国立劇場の空調設備」で第37回空気調和・衛生工学会賞技術賞を受賞 空気調和・衛生工学会正会員、建築設備技術者協会会員
「富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館」/1995/日本照明学会照明普及賞(優秀賞) 「桶川市民ホール・さいたま文学館」/1999/公共建築賞(優秀賞) 「高根町ふれあい交流ホール」/2002/山梨県建築文化賞受賞 「奥田元宋・小由女美術館」「一葉記念館」/2007/日本照明学会照明普及賞(優秀賞) その他、国立ハンセン病資料館、国立中央青少年の家研修棟、上田市交流・文化施設(上田市サントミューゼ)、堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺)などの環境設備設計に携わる。
「コージェネレーションハンドブック」(共著/(株)井上書院) 「SII幕張ビル」(共著/BE建築設備) 「さいたま文学館・桶川市民ホール」(共著/BE建築設備) 「新国立劇場の空調設備」(共著/空気調和衛生工学) 「寒冷地の美術館における温度成層型蓄熱槽」(空気調和衛生工学会学術論文集)