学外のこと|活動報告
2013.2.27
マリメッコ社のテキスタイルに絵画作品が採用
1月にスウェーデンで行われたMercedes-Benz Fashion Week in Stockholm A/W 13において、フィンランドのマリメッコ社から10年大学院絵画専攻(油画)修了の児玉麻緒さんが描いた絵がモチーフとして使われているテキスタイルがお披露目されました。
児玉さんは、油絵の持つ質感、力強さに魅了され、油画専攻で油絵の作品制作を続けてきましたが、壁にかけて見られるだけだった自分の作品に、日頃か ら疑問を感じていたそうです。そんな時、衣裳に絵を描くという経験を通して考え方が大きく変わり、やりたいことが明確になりました。ダンサーが自分の絵を 纏い、踊り、演者と観客が時間を共有する。自分の絵は、生きる絵画としてその瞬間にしか存在しないものとなったと言います。これをきっかけに、ただ飾られているのではなく、油絵というものをより身近に感じてもらえるような「生きる絵」が描きたいと思うようになりました。
その後、第16回フラッグアート展で最優秀賞を受賞し、その賞金を元にマリメッコ社に自分の作品を見てもらいに出向いたことが、今回のことに繋がり ました。「人生は本当に何が起こるか分からない。まだまだ自分の絵が生きる場所を探し、頑張って行きたいと思います」と語ってくれました。
MBFW in Stockholm A/W 13についてはこちらから
http://mercedesbenzfashionweek.se/designers/marimekko