学内のこと|展覧会・イベント

2020.9.4

TAMABI Trial Exhibition ANYHOW,


TAMABI Trial Exhibition ANYHOW,

会期:2020年9月8日(火)〜9月26日(土)

時間:10:00〜17:00  

休廊:日曜, 9月22日火曜(秋分の日) 休館

会場:多摩美術大学八王子キャンパスアートテーク

〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723 アートテーク

 

○多摩美術大学アートアーカイブセンター URL

https://aac.tamabi.ac.jp

 

○展覧会概要
2020年春、第3回助手展を開催するべく準備をはじめました。
しかし、そこから世界を取り巻く状況は一変し、学生の卒業制作展やオープンキャンパスが中止となる中、私たち助手が展覧会を開催するべきなのか、助手の間でも様々な意見が交わされていました。6月下旬から学生の部分的な登校が開始されたものの、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたとは言い難く、構内は信じられないほど閑散としています。この状況が一瞬で改善することはないでしょう。しかし私たち助手もこの状況に順応しアートやデザインを学んだ者として出来ることを模索しなくてはいけません。
そうであるならば、学生が今後安全に展示を行なっていくための道標を示そうという趣旨のもと、「助手展」からアートアーカイブセンター主催の「TAMABI Trial Exhibition ANYHOW,」に形を変えて開催をすることとなりました。
ANYHOWは「とにかく-,いかなる方法でも-,」という意味を持つ言葉です。何をするにも足踏みをしてしまうような時代ですが、とにかくやってみるしかない、元に戻るのではなく新しい何かを見つけるため展覧会にしたいという想いを込めています。本学の助手は、様々な経緯で美術を学び、制作や研究などを続けている作家・研究者であります。参加する研究室は11研究室に及び、参加作家の総数は34名にのぼりました。
私たちは「助手」として「作家」として日々活動をしています。このさんざんな状況の中、そんな私たちの、とにかくやってみる展覧会、是非ご高覧ください。

 

 

○学部長のからの寄稿文
「TAMABI Trial Exhibition ANYHOW,」展に寄せて
 
COVID-19感染拡大の中、本学においても全面閉鎖から前期は始まり、その後一定の条件のもとで徐々にキャンパスを開け、少しずつ本来の姿に戻るために動き始めている。
しかしその間、研究室をそしてアトリエや教場を守り、online授業の準備や運営を担当し、最前線で学生諸君と向き合い続けていたのが、各研究室の助手、副手の皆さんである。まずはそのご尽力に対して、心より感謝を申し上げたい。そしてこのアートテークギャラリーも約半年間の閉鎖に追い込まれた。しかしアトリエや教場が開かれたとしても、成果物である作品を展示する「場」がなければ、制作は完了しない。アートテークギャラリー、また各学科棟ギャラリーのリスタートの先陣を切るこの展覧会には大きな意味があるのだ。
当初は展覧会の開催も危ぶまれた。それは助手、副手の皆さん自身が、学生諸君が十分な日常を取り戻せずにいる中で展覧会を開催すること、その是非を自問していたからだ。しかしそんな皆さんが、この状況下でも日々制作を続け、展覧会を開催することが、どれだけ制作の喜びと発表することの大切さを学生諸君に身をもって伝えることになるかを考え、展覧会開催の実現に繋がったのである。その勇気と決断にも敬意を表したい。
 
多摩美術大学各研究室の助手、副手による合同の企画展も3回目を迎えた。
世界を包むこの状況下にあって、美術やデザインの果たす役割とは何であろうか。その答えを出すことは容易ではない。しかしポストコロナの世界は、決してインターネット上だけで成立するのではなく、フィジカルを通じてしか感じられない、いわば体を張った「アート」が必ずや意味を持って、人々に再認識されるはずである。そして多摩美の一番フレッシュで尖った(われわれ教員の鼻柱を折るような)この展覧会のシリーズが末長く続くことを心から願う。

 

2020年8月24日 
多摩美術大学美術学部長 小泉俊己

 

 

○コロナウイルス対策についての注意文多摩美術大学アートテークギャラリーは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため必要な対策を講じてまいります。ご利用の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

◎以下の方はご入場をお控えください。
・37.5度以上の発熱のある方
・強いだるさや息苦しさがある方
・風邪のような症状がある方
・味覚・嗅覚に異常を感じる方
・身近に新型コロナウイルス感染者(疑いを含む)がいる方
・過去14日以内に新型コロナウイルス感染者と濃厚接触があった方
・過去14日以内に感染拡大している地域や国への渡航歴がある方◎入場の際には下記にご協力ください。
・マスクの着用をお願いします。(マスクをしていない方は入場をお断りする場合があります)
・ご入場後、30分を目処にご観覧いただけますようお願いいたします。
・こまめな手洗い、手の消毒にご協力ください。
・他のご来場者様と一定の距離(2mを目安)を保つようお努めください。
・会話はお控えいただき、静かなご観覧にご協力ください。
・ギャラリー内が混み合わないよう、入場制限等をさせていただく場合がございます。

◎入場の記録にご協力ください。
・本学学生および教職員 →ギャラリー入口のカードリーダーに学生証、職員証を読み取り。
・学外からお越しの方   →ギャラリー入口で入場記録用紙に(氏名・連絡先)をご記入ください。

※個人情報は多摩美術大学にて厳重保管し、新型コロナウイルス感染症対策を目的として、保健所等公的機関への情報提供以外の利用はいたしません。また用紙は、1ヶ月保管したのち、破棄いたします。)

 

◎アートテークギャラリーでの取り組み
・入口付近に手指の消毒液を配置しています。
・ギャラリースタッフは、マスクを着用して対応いたします。また、手洗い、消毒液による手指の消毒を励行するとともに、勤務前に検温を実施しております。
・ドアノブ、エレベーター、手すりなど、ご来場の皆様が手を触れられる箇所は、アルコール等によるこまめな消毒を行っています。