当研究所所員 港千尋や本学の講師陣が多数寄稿しております
書籍『芸術の授業ーBEHIND CREATIVITY』が弘文社より発行となりました。
芸術の授業
BEHIND CREATIVITY
中村 寛 編
定価 本体2,300円+税
発行日 2016年03月刊
ISBN 978-4-335-85017-2
Cコード 1070
内容
芸術はどこからきて、どこへ向かうのか?
アーティスト、デザイナー、映画監督、写真家、演出家、詩人・・・・・・、美大で教壇に立つつくり手たちが「表現」の背骨をあぶり出す。デッサンや彫刻の技術を鍛錬する以前に、養っておきたい社会の切り取り方。美大学生、必読の一冊。
目次
Ⅰ.まなぶ
《つくる》ことが仕事になるまで/修業時代の出会いと選択/教育と学びの現場
1 大学は出来事である─萩原朔美(映像作家、演出家、エッセイスト)
2 美術作品を通して人間とは何かを考える仕事─松浦弘明(美術史学者)
3 旅と写真と社会運動─港千尋(写真家)
4 デザインは学べるのか─佐藤直樹(アートディレクター)
Ⅱ.つくる
創作や制作・製作のプロセス/《つくる》という営みに潜むもの/認識と表現とを生きること
1 「映画」監督術─青山真治(映画監督・小説家)
2 同時代のデザインを支える認識─矢野英樹(デザイナー)
3 往復書簡:描くということ―O JUN(画家)×石田尚志(現代美術家・映像作家)
Ⅲ.かえりみる
つくったものの奥底にあるもの/つくられたものの行方/《つくる》という営みの意味
1 つむがれた言葉のあとに─建畠 晢(詩人・美術評論家)
2 デザインの前と後─西村佳哲(プランニングディレクター・働き方研究家)
3 つくったものはどこにいくのか─生西康典(演出家・映像作家)
4 危機のなかの芸術─中村寛(文化人類学者)
わたしの一枚
執筆者たちがそれぞれの作品やルーツなど、「自らのあり方」をつくってきた事柄を自選。つくり手たちの《背骨》を切りとる一枚です。