港千尋所員、三木学氏の書籍紹介です。
書籍『フランスの色景』 港千尋 三木学 編著
発売日 : 2014年12月20日
定価 : 本体3,200円(税別)
青幻舎http://www.seigensha.com/newbook/2014/11/05104511
「路上の景色には未知の色景が隠れている。」
現実世界における色は刻々と変化するから、色は変化そのものだと言ってもいい。それがある一瞬、特定の色の関係へと変換されるのだが、その色はあくまで脳―身体―環境という三次元の世界から出現するのである。色の名はこの連なりを、言語を介して、膨大な経験世界へと結びつけている。
(港千尋 本文より)
著者紹介:港千尋(ミナトチヒロ)
写真家、映像人類学、多摩美術大学情報デザイン学科教授。写真展「市民の色 chromatic citizen」で第31回伊奈信男賞受賞。2007年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー。第3回あいちトリエンナーレ2016では芸術監督を務める。主な著書に『記憶』(講談社現代メチエ、サントリー学芸賞受賞)、『パリを歩く』(NTT出版)、『バスク七色』(東京パブリッシングハウス)、近刊に『芸術回帰論』(平凡社新書)『革命のつくり方』(インスクリプト)などがある。