港 千尋 Chihiro Minato

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多摩美術大学

アートとデザインの人類学研究所 所長
美術学部情報デザイン学科 教授

プロフィール

1960年、神奈川県生まれ。写真家、映像人類学。早稲田大学在学中に南アメリカ各国を移動しながら写真を始め、卒業後にパリを拠点に写真家として活躍。1989年に起きた東欧の革命を取材する中で群衆とイメージについて考察を開始し、写真とテキストを組み合わせた独自のスタイルを作り上げる。以後、芸術の発生、記憶と予兆などをテーマに、国内外で制作と発表を続けている。1995年より多摩美術大学美術学部で教鞭をとり、現在は同大学情報デザイン学科教授。2006年〈市民の色〉で伊奈信男賞受賞。著書に『記憶──創造と想起の力』(講談社、サントリー学芸賞)、『洞窟へ──心とイメージのアルケオロジー』(せりか書房)など多数。2016年には「あいちトリエンナーレ2016」の芸術監督を務めた。

書籍

『災害とアートを探る』(共著、玉川大学出版部、2020年)

『インフラグラム──映像文明の新世紀』(講談社選書メチエ、2019年)

『現代アート写真論』(共著、フィルムアート社、2019年)

『風景論──変貌する地球と日本の記憶』(中央公論新社、2018年)