『実りの食卓-コミュニケーションとしての食-』
「食」×「芸術人類学」
目次
■開催概要
■実りの食卓 プログラムのご紹介と出演者について
■実りの食卓 本番当日の模様について
多摩美術大学芸術人類学研究所は年間テーマに「土地と力」を掲げています。
人類学はその始まりから、地球上のさまざまな土地における社会と文化のありようを研究してきましたが、
今年の第2回目では人間の生の基本をなしている「食」を取りあげて、リサーチと対談形式による発表を行います。
<開催概要>
主 催 :多摩美術大学 芸術人類学研究所
タイトル :第2回「土地と力」シンポジウム
『実りの食卓-コミュニケーションとしての食』 ―食×芸術人類学―
日 時 :2014年11月15日(土)15:00〜17:30(14:30開場)
会 場 :rengo DMS/連合設計社市谷建築事務所(JR飯田橋駅西口徒歩5分)
参 加 費 :一般2500円/学生2000円。(軽食+1ドリンク代)
事前申し込み制。人数が多い場合は、抽選とさせて頂きます。
申込み先 :http://minori-no-shokutaku.peatix.com
フードデザイナーズネットワーク / お申込み多数につき、ありがとうございました。
<トーク・ゲスト>
服部 滋樹氏 (暮らしを発掘するクリエイティブ・ディレクター)
内澤 旬子氏 (好奇心の海に飛びこむイラスト・ルポライター)
港 千尋氏 (しなやかな眼差しの旅する写真家)
「コミュニケーションとしての食」
「食文化」という言葉に端的に現れているように、食は生命維持のための摂取にとどまらない、複雑な営みです。それぞれの文化に特徴的な食べ物があることは当然ですが、いっぽう食は国際貿易問題、人口問題、環境問題と直接的に結びつき、地球の運命ともかかわるテーマでもあります。特に日本では東日本大震災と原発事故による広範な放射能汚染もあり、単なる消費行動を超えて、もういちど食べることを見つめなおそうとしています。わたしたちはあらためて、食べることとは、共に食べることなのだと気付かされたのかもしれません。
タイトルの「コミュニケーションとしての食」には、共に食べることから見えてくる人間の現在を考えたいという思いがこめられています。わたしたちは食べることをつうじて、生産者や消費者といった人の集団だけでなく、植物や動物、水や空気、それを育む土地と結びついています。食べ物は見えないコミュニケーションのなかから生まれるのであり、だとすれば食卓とは、森羅万象が招待されている交換の場であるとも言えるでしょう。
今日とおなじように明日もまた、「いただきます」と言えるかどうかは、もはや自明ではないかもしれません。そのためには土地の力をたずね、その声に耳を傾ける必要があるでしょう。食べることと食べるものをつうじて、現代にわたしたちが抱えるさまざまな課題をみすえ、共に語り合える機会となることを願っています。
多摩美術大学情報デザイン学科教授
芸術人類学研究所 港千尋
<養蜂家さんのインタビュー映像>
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どうぞ、よろしくお願いいたします!
「実りの食卓」での上映に際して、短い予告映像は、下記よりご覧いただけます。
Youtube
http://youtu.be/HLLvuiTytSw
http://vimeo.com/111384772
協力
フード:NPO法人フードデザイナーズネットワーク
取材:佐野養蜂園
コピーライティング:三角みづ紀
映像ディレクター:仁田美帆
企画・運営:IAA
プロジェクト・プロデュース:藤重菜香子
アカウント・ディレクター:有馬智子
運営サポート:山田恵子
サポーター:多摩美術大学 学生有志