形の在り処 井上雅之展

update:2020/11/23

<形の在り処 井上雅之展>「J-2010」撮影:新垣宏久

工芸学科・陶プログラム教授の井上雅之先生の個展が開催されます。


常陽藝文センターでの郷土作家展シリーズ第268回
<形の在り処 井上雅之展>

【展示情報】
開催期日:第1会場・藝文ギャラリー
     前期:2020年 12月2日(水) 〜 12月26日(土)
     後期:2021年 1月 5日(火) 〜 1月31日(日)
     第2会場・藝文プラザ
     2020年 12月2日(水) 〜 2021年1月31日(日)
開館時間:AM 10:00 ~ PM 5:45
休館日 :毎週月曜日、12/6(日)、12/28(月)~1/4(月)
開催場所:〒310-0011 水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内
主催  :公益財団法人 常用藝文センター


 やきものには制約となる工程が数多くあるが、井上雅之はその制約を常に新たな観点から捉え直し作品として提示します。素材を粘土だけに限らず、形作る道具、加工・焼成する技術や釉薬など、やきものを成立させるために必要な制作工程全てを俯瞰する独自のコンセプトでその可能性を追求しています。
 「形の在り処」の形とは身体と素材との対話によって現れたものです。例えばまず引いた一本の線が、新たな一筆を誘うようなことです。素材に触発されて手を加え、結果が形として眼前に現われ、その形を見て再び手を加える。「身体と素材の往還を繰り返し集積したものが作品になるのだ」と井上はいいます。今展の第1会場前期は、初期から2001年までの作品17点、後期は新作11点、第2会場では大型の近作2展を展示予定。

- 2020.11.23. 井上雅之 -

http://www.joyogeibun.or.jp/tenji/index.html