展覧会「我楽他宗——民藝とモダンデザイナーの集まり」(多摩美術大学アートテークギャラリー2F、2021年)のキュレーションをつとめたチャプコヴァー・ヘレナさん(立命館大学准教授)の編著『非凡の人 三田平凡寺——趣味家集団「我楽他宗」の磁力』がかもがわ出版より刊行されました。
身分も性別も国籍も越えて、蒐集家の文化ネットワークを広げた明治大正期の「奇人」三田平凡寺とは何者か—。
国際的な趣味家集団「我楽他宗」を率いた平凡寺の全貌に迫る初の単著。
「100年前、近代が持つ可能性をいち早く実現してしまった」
——安藤礼二(帯コメントより)
非凡の人 三田平凡寺——趣味家集団「我楽他宗」の磁力
編著者 | チャプコヴァー・ヘレナ
著 者| 荒俣宏 安藤礼二 熊倉一紗
ソルター・レベッカ 夏目房之介 藤野滋
発 行| かもがわ出版
発売日| 2024年1月18日 ※発売日は地域・書店によって前後する場合があります
頁 数| 272ページ
ISBN | 978-4-7803-1308-6 C0095
書籍情報 | http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ha/1308.html
目 次|
はじめに
第1章 三田平凡寺とにぎやかな智識(荒俣宏)
第2章 三田林蔵から平凡寺へ(藤野滋)
第3章 平凡寺と我楽他宗試論(夏目房之介)
第4章 絵事の特徴とその系譜(熊倉一紗)
第5章 スタールが見た平凡寺の日本(ソルター・レベッカ)
第6章 神秘と抽象──鈴木大拙、柳宗悦、我楽他宗(安藤礼二)
第7章 国際ネットワークとしての我楽他宗(チャプコヴァー・ヘレナ)
第8章 平凡寺からのメッセージ(座談会:安藤礼二、夏目房之介、藤野滋、チャプコヴァー・ヘレナ)
おわりに
関連年表
我楽他宗 札所総覧
参考文献