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2008/10/22(水) 第二回各専攻領域合同展示・講評会を終えて

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CO‐COREプロジェクトが発足したことをきっかけに、学生が主体となった各専攻領域合同の展示・講評会を企画したのが今年の四月。今回は同企画の第二回目となった。
今回は、企画段階から多くの問題に悩まされることとなった。最も困難を強いられたのが会場についてだった。
現在、大学の運営システム上、学生がギャラリーに申請を出せるのは、新学期があけ、各専攻領域が押さえたあととなる。そうした状況では、各専攻領域の学生が多く集まった今回のような企画が入れる状況は、ほぼ皆無と言っていい。そこで、本来はギャラリースペースとして十分な環境とは言えない図書館のエントランスをギャラリーとして使うことを考え企画を進めていった。
展示を行うために必要なパーティションをはじめとした展示設備がほとんどない状況で、そうした設備を買い揃え、無事に今回のような大規模な展示を終えることができたのは、図書館職員である渡邊さんの学生のこうした活動に対する深い理解と協力があってのことだと思う。また、今回の企画を進めていくために、若い職員の献身的な協力にも多く支えられた。
先生が主体となったプロジェクトではなく、学生が主体となった企画でなければいけない理由はそこにあった。大学では、学生と先生は日ごろから接触はあるが、職員となるとその接触はほとんど薄くなる。そうした状況において今回の企画を進めていくために積極的に協力してくれた職員が多かったことは、とても重要なことであったと思う。
また、講評会当日は、普段は人があまり留まることのない図書館のエントランススペースに多くの人だかりができ、そこには緊迫した空気とプレゼンテーションに聞き入る学生の熱気に包まれた。
分野の異なる先生が、分野の異なる学生の作品に対する講評は、多くの衝突と共感を生み、懸命に講評を行う先生方の姿勢は会場にいる学生を興奮させた。
米谷清和先生、堀浩裁先生、小林光男先生、安次富隆先生、弥永保子先生、吉村純一先生、永原康史先生をはじめ、ご参加していただいた先生方に深く感謝している。


最後に、講評会に関するアドバイスや展示方法に対する指摘をはじめ、こうした活動を広く告知していくための配慮など、学生の活動に対する暖かい眼差しを常に向けてくれた図書館長である秦剛平先生、岩倉信弥先生、高橋周平先生、そして、会期中にお忙しいなかにもかかわらず、何回も足を運んでいただき、常に気にかけてく れた学長の清田義英先生には、参加者一同深く感謝している。



2008/10/22  Powder代表 富田格