多摩美術大学 大学院 博士課程後期

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2020/7/31/
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2019/6/13/
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在学生

博士後期課程のピョトル・ブヤク氏が個展を開催

博士後期課程1年生のピョトル・ブヤク氏が、BLOCK HOUSEにて個展「L.O.V.E.L.E.T.T.E.R.S.」を開催します。

展覧会について
本展を開催するにあたって、過去最大規模の日本とポーランドの現代美術展『セレブレーション』(二条城、京都芸術センター、ザ・ターミナル・キョウトなど) で展示されたインスタレーションの延長線上にある作品を紹介する。
《L.O.V.E.L.E.T.T.E.R.S.》は現在進行中のプロジェクトで、ブヤクが94歳の祖母とビデオ通話をしながらクロスワードパズルを解く姿が示される。各回のクロスワードパズル・セッションは、ポーランドと日本をSKYPEで繋いで行われた。遠く海を越えた感情的な絆、技術が崇高な側面を持ち得ることが、限られた知識でスマホや聴覚障害と格闘する祖母の姿と共に伝わってくる。

ピョトル・ブヤク|Piotr Bujak アーティスト
1982年ベンジン(ポーランド)生まれ。
東京とクラクフを拠点に、映像、インスタレーション、立体、 パフォーマンスなどの多様な技法を用いて制作を行う作家であり研究者である。対抗的パンク文化、ミニマリズム、コンセプチュアリズム、ネオ・アヴァンギャルド、批評的言説に関心をもつ。「低予算で手軽に、DIYで、電撃的に(Low Budget, Quick and Dirty, Hit and Run)」 を戦略としつつ、新自由主義の病理、暴力、同一性、文化や政治領域と関連する作品を制作している。サンフランシスコで過ごした経験から、ブヤクはこうしたオー プンソースの戦略を用いて、残酷で不公平な、階級間の不平等、消費者意識、技術の進歩、グローバリゼーションや超監視時代のアイデンティティなど、後期資本社会における政治的・社会的問題についての芸術的・学術的研究を行うようになった。文部科学省の国費留学生制度の奨学金を受け、現在は多摩美術大学の大学院博士後期課程に在籍中。

パヴェウ・パフチャレク| Paweł Pachciarek キュレーター
1986年ジェロナ・グラ市(ポーランド)生まれ。
2019年、日本ポーランド現代美術展『セレブレーション』(京都、ポズナン、シチェチン)キュレーター
現在、文部科学省の国費留学生制度を受け、大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻比較文学専門分野博士後期課程に在籍。専門は日本学、現代文学、美術、美学。著書に『草間彌生-水玉強迫』がある。
現在、ポーランド文化省アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート(Adam Mickiewicz Institute) のアジアプログラム日本担当。

展覧会名:
L.O.V.E.L.E.T.T.E.R.S.
会期:
2019年11月22日(金)~12月8日(日)
13:00-20:00(オープニング:11月22日(金)18:00〜)
会場:
BLOCK HOUSE(東京都渋谷区神宮前6-12-9 4F)
URL:
http://blockhouse.jp