21 11月 

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CMTELでは10月2日(水)に原型モデリングワークショップ「造形用ワックスを体験しよう!」を開催しました。
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今回のワークショップは、ジュエリーやフィギュアなどの原型に使用されているワックス素材を体験する内容です。プロの原型師でSDWAXの開発者でもある、SOLIDDESIG代表の長村氏を講師としてお呼びし、SDWAXの扱い方、道具の使い方、造形の方法などのレクチャーを行いました。
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SDWAXとは、、、、
造形用ワックスの一種で、モデリングに特化したワックス素材です。一般的なワックス素材の特徴としましては、室温では固体、加熱すると溶けるという特性があり、ジュエリーの原型などに使用されます。
今回のワークショップに用いた「SDWAX」は、簡単に切削できる点や、溶かしたワックスをすぐに盛りつけられる点、ベンジンなどで修正が容易な点など、原型モデリング用に特化させたワックス素材です。複雑な形状を素早く作れるため、複製用の原型モデリングなどではとても扱いやすい素材と言えます。
SDWAXの詳しい説明はこちら
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ワークショップでは、まず最初にSDWAXがどのような素材なのかを説明しました。また、SDWAXでのモデリングでは特別な道具を数多く使うのが特徴です。ワックスペンやスパチュラなど特殊な道具の紹介を行いました。どのように道具を使うのか、またどのように切断したり、削っていくのかなどの細かいレクチャーを行いました。
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続いてワックス造形の実習を行いました。
初めてSDWAXに触れる学生がほとんどだったのでみんなとても真剣です!

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今回はSOLIDDESIGNさんに用意して頂いたアクセサリーを参考に模刻していきます。
こちらは大きなブロックから切り出しているところ。ワックス用の螺旋状の糸鋸で切り分けるのがポイントです。また制作途中ででた小さな破片などは、温めて溶かすことで再利用可能な点もSDWAXの魅力です。
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こちらはスパチュラという切削道具で、SDWAXでのモデリングでもっとも基本的な道具です。使う人に合わせて刃先をつくっていくのも特徴的で、この道具を上手く使いこなすことでサクサクとSDWAXが削れます。
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こちらはワックスペンという道具です。半田ゴテのような形をしており、ワックスを熱して溶かしたものを盛り付けたり、ワックスとワックスを接着する時などに用います。なかなか取扱いの難しい道具ですが、低融点で溶けるSDWAXでは比較的簡単に使用でき、慣れると造形の幅がぐっと広がります。
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ワックスペンを用いてSDWAXを網目状に盛り付けた状態です。
応用することで、魚の鱗など自然物の微妙な造形もきれいにつくれるようになります。
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SDWAXはAベンジンを使うことで、細かい傷などを消したり角を滑らかにすることができます。最初は角が立っていた原型も写真のようになめらかに仕上がりました。
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このように実習では、ワックスペンによる盛り付けとスパチュラによる切削、ヤスリやベンジンなどを使った研磨を組み合わせたモデリングを行いました。
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SDWAXによる原型モデリングでの利点として、
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粘土素材より丈夫で繊細な造形ができる
ハードワックス素材より短時間で切削、造形ができる
盛りつけることで修復や変形が容易
溶かすことでワックスの再利用が可能
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などが挙げられます。
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SDWAXでのモデリングは、いままで紙粘土やスタイロフォームなどで原型をつくっていた方も比較的簡単に挑戦でき、また造形物を普段あまりつくらない初心者の方にもオススメできる造形方法です。この機会に皆様も是非SDWAXでモデリングを始めてみてはいかがでしょうか。
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また、CMTELでは以下のワックス造形用道具を施設内で貸し出しています。詳しい使い方などもレクチャーしていますので、興味のある方は是非一度お越し下さい。

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「原型モデリングワークショップ」は以下のサポート企業の方々にご協力頂き開催しました。
タケダコーポレーション株式会社
SOLIDDESIGN

今回ご紹介したSDWAXのウェブサイト
http://www.soliddesign.biz/cn62/SDWAX1.html
その他WAX関連機材やジュエリーを扱うSOLIDDESIGNのウェブサイトサイト
http://www.soliddesign.biz/cn62/SDWAX1.html