21 4月 

MATERIAL INFO!「発泡ウレタンフォーム」

Posted by CMTEL  |  2014/04/21 09:00

こんにちは、今回は「発泡ウレタンフォーム」をご紹介します。

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発泡ウレタンフォームとは
一般的に、発泡ウレタンにはスポンジ状の軟質と断熱材等に使用される硬質ウレタンがあります。
今回ご紹介する素材は硬質発泡ウレタンフォームです。建築の断熱材や家具の芯材等、身の回りの隠れた場所でよく使用されている素材です。CMTELに展示している硬質発泡ウレタンフォームは、硬まった状態の発泡ウレタンフォームではなく、自分で発泡させて成型することのできるウレタンフォームです。液体から発泡させて発泡ウレタンフォームになるタイプで、1液性のものと2液性のものがあります。

1液性のものはスプレー式になっており、ムース状の液体がノズルから噴射されます。吐出後、約2倍に膨らみ、湿気に反応し、約10分程で表面が硬化、そして40分から1時間ほどで内部まで硬化します。軟質ウレタンとは異なり、スポンジの様な柔らかさというよりはフランスパンのような硬さになります。
2液性のタイプは1:1の混合をすることにより、発熱化学反応を起こし、フォーム状になります。簡易発泡タイプの場合、それぞれの容器に発泡剤が入っているので1液性スプレータイプと同様にノズルを通して液が吐出されます。1液性との違いは発泡具合と硬化の早さです。2液性は吐出後、約5〜8倍に膨らみ、30〜60秒で表面が硬化、2〜5分で内部まで硬化します。

●造形に適している点
発泡スチロールのように粒状ではないので切削の際はボロボロこぼれたりしません。カッターナイフにより切断加工がしやすく、塗料や薬品にも耐性があるのであらゆる加工が可能です。また、異なる材質同士でもプライマーなどを必要とせず発泡接着ができます。鉄、紙、木材、布、繊維など幅広い材質に対して接着が可能です。
01161450041614931液性のものを透明コップに入れた様子と硬化後の断面図。気泡が入っており、軽くて扱いやすいです。

CMTELでは以下の2社にご協力頂き、発泡ウレタンフォームを展示しています。

フォモジャパン株式会社 ハンディフォーム・ボンベタイプ」
ドイツに本社を持ち、1液性と2液性の両方を取り扱っています。ノンフロン製で、硬化時の発熱はありません。1液性の色調は濃いめのライトピンク、ライトグリーン、ライトクリームの3色です。ノズルが折りたためるので再利用可能です。また、現在展示中のハンディフォームの最大発泡量は27ℓですが、最小16ℓから最大60ℓまでの製品が販売されています。(色は異なります。)

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2液性のボンベタイプの色調はライトイエローのみですが、1液性とは異なり、吹き付けが可能です。広い範囲での吹き付け、注入に適しています。現在展示中のボンベタイプは最大発泡量250ℓですが、こちらの製品は最小28ℓから最大1420ℓと大容量のものも取り扱われています。

株式会社エアータイト エアータイトフォーム 」
エアータイトフォームは1液性エアゾール型で、2液性とは異なり、急速に高発泡しません。発泡噴射材としてフロンガスを一切使用せず、ほぼ無臭で毒性ガスを含みません。また、硬化時の発熱もありません。色調は淡めのクリーム、グレー、グリーン、ピンク、ブラウンの5色です。
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以上の2社製品はオンラインでの購入が可能です。硬さや特性、色調も異なりますのでそれらを考量し、使用すると良いかもしれません。興味のある方はぜひ触りにきてみて下さい!

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