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お知らせ
多摩美版画 進級制作展 開催のお知らせ
2024.11.14
展覧会・イベント
今年も多摩美術大学版画専攻3年生と大学院 1年生による進級制作展を本学八王子キャンパスの絵画学科ギャラリー(3会場)で開催します。次年度の卒業修了制作展に向けた中間発表会としての展覧会です。
本学版画専攻の多彩で、活発な教育研究の過程をぜひともご覧ください。
【 展示情報 】
多摩美版画 進級制作展
The Tama Art University Graphic Arts Course Year-End Exhibition
〈開期〉2024 年11月20日 (水) ―22日 (金)10:00―17: 00
〈会場〉絵画北棟ギャラリー(絵画北棟エントランス)
絵画東棟ギャラリー( 絵画東棟1・2 階 )
GAS(絵画北棟 1階)
〈アクセス〉
〒192 - 0394 八王子市鑓水2丁目1723 多摩美術大学八王子キャンパス
JR 横浜線・京王相模原線橋本駅北口から神奈川中央交通バス
「多摩美術大学行」で約8分または、JR八王子駅南口から京王バスで約20分
〈主催〉 多摩美術大学版画研究室
〈お問合せ〉 042-679-5621 / hanga@tamabi.ac.jp
【DMプロジェクトについて】
版画専攻では進級制作展とグラフィックデザインとの展開を考えるプロジェクトを行いました。
版画専攻特別授業は、「グラフィックデザインにおける「版画」を考える」プロジェクト今日の版画はアートとデザインを横断しながら様々な展開をもって広がる表現として多様化しています。
この度のプロジェクトでは、先鋭的なグラフィックデザイナーをゲスト講師として招いて、11月に開催される本学3年生と大学院生による進級制作展のDMデザインを依頼し、そのデザインワークを実例として授業活用しながら、グラフィックデザインにおける版、印刷の可能性について考える授業です。具体的には、クライアントの要望からコンセプトを構築しデザインワークへ展開するデザインの現場をしるとともに、版画、印刷メディアをアートからだけなく、デザインの視点でどのような可能性があるのかを考えていきます。
【DMデザインについて】
DMデザインはグラフィックデザイナーの西村祐一さん/Rimishunaにご担当いただきました。
〈コンセプト|Logistics〉
ロジスティクス(輸送システム)は機械同士や人間と機械の相互作用を同一平面上におく「機械状のもの」の極めて身近な一例です。はがきは版画やポスターや写真その他の印刷物に比して、それ自体がそのまま輸送システムにのって配送されるという特徴をもっています。
輸送中に人間や機械によって残されたDM上の痕跡は、輸送システムや、地球上を移動する人間や機械の働きをほのめかす履歴となります。輸送を「版」という観点からいえば、同一のものを複製する原初の「版」ではなく、版が不在でありながら別物が複製される、あるいは一つとして同じものが存在しない「生成的な版」ということができます。DM(印刷物)はコピーであるが、表面にカーボン紙を貼り付けることで、郵送される間に様々な痕跡がつくことにより、
受け取る時には1枚1枚オリジナルのDMが届く仕組みになっています。
グラフィックデザイナー 西村祐一/Rimishuna
HP>https://www.rimishuna.com/
インスタ>https://www.instagram.com/rimishuna/
版画研究室