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Aug 04, 2009

伊良子清白の家 開館セレモニー

去る7月23日、三重県鳥羽市にて、「漂泊の詩人 伊良子清白の家」開館セレモニーが行われました。

テープカットにのぞむ平出隆所員(右から二人め)

セレモニー参列者に展示説明をする平出隆所員(中央奥) 志摩半島の形態を模して芝生が植えられ、そのまわりに白砂利を敷き詰めて大海原を表現しています。

庭の一角には、詩碑が据えられました。 刻まれているのは、清白唯一の詩集である『孔雀船』所載の「島」です。

黒潮の流れて奔る 沖中に漂ふ島は

眠りたる巨人ならずや 頭のみ波に出して

峨々として岩重れば 目や鼻や顔何ぞ奇なる

裸々として樹を被らず 聳えたる頂高し

鳥啼くも魚群れ飛ぶも 雨降るも日の出入るも

青空も大海原も 春と夏秋と冬とも

眠りたる巨人は知らず 幾千年頑たり崿たり

ポスト @ 2009/08/04 18:17 | FMN-

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