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Mar 15, 2010

中沢新一解説 飯田道夫著『猿まわしの系図』

中沢所長による解説「猿まわしの哲学のために」が収録されています。 ■『猿まわしの系図』(人間社・樹林舎叢書) 飯田道夫著 2010年3月3日発行/定価1,470円

■解説「猿まわしの哲学のために」 中沢新一

■著者略歴 飯田道夫(いいだ・みちお) 1935年 京都市山科区に生まれる。 1961年 同志社大学大学院英文科卒。 1961〜64年 KLMオランダ航空大阪支社に勤務。退職後、遺跡発掘に従事。

著書 『オランダ風説』(古今書院、1971年) 『猿よもやま話─サルと日本の民俗』(評言社、1973年) 『庚申信仰―庶民宗教の実像』(人文書院、1989年) 『河童考─その歪められた正体を探る』(人文書院、1993年) 『サルタヒコ考─猿田彦信仰の展開』(臨川書店、1998年) 『田楽考─田楽舞の源流』(臨川書店、1999年) 『相撲節会─大相撲の源流』(人文書院、2004年) 『世界の三猿─その源流をたずねて』(人文書院、2009年)

■解説より一部抜粋 「猿まわしの研究は、日本人の精神史を解き明かすための、じつに重要な一領域をだしている。 まさに「はじまりの哲学」としての神話の重要性にも匹敵する根源性をもって、単純で剥き出しの 原始性と野生に輝いている。飯田道夫氏のこの研究がひとつの突破口になって、 人類的な普遍に直結している精神史の新しい領域が開かれていくことを、私は説に期待する。」                                             (中沢新一)

ポスト @ 2010/03/15 13:47 | 中沢新一

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