[title] Institute for Art Anthropology INFORMATION

Aug 12, 2010

自然の産婆術 vol.2 /自然を食べる作法と技術

IAAとくくのち学舎の共催研究会を開催いたします。

■「自然の産婆術」maieutike vol.2  /自然を食べる作法と技術

日時: 2010年8月25日(水)17:30〜19:30 参加費: ¥2000 お茶+軽食付き ※お申し込みはくくのち学舎の登録フォームから→https://pro.form-mailer.jp/fms/51f0ccf411537 (参加費は当日受付にてお支払いください。) 定員: 30名

会場: NPO法人CCAA アートプラザ図工室 (新宿区四谷4-20 四谷ひろばA館地下1F) 交通: 東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅下車 徒歩10分     都営地下鉄新宿線「曙橋」駅下車 徒歩15分

■プログラム

トーク1  <農の産婆術>   石津大輔(米農家/針江のんきぃふぁーむ) トーク2  <食の産婆術>   村上秀貴(料理家/キッチンわたりがらす) クロストーク/自然を食べる媒介術 石津大輔、村上秀貴、瀬戸山玄(ドキュメンタリスト)、石倉敏明(芸術人類学)、濱田礼子(画家)

 私たち現生人類は、自然の産物を食べて生きています。他の生物はお互いに食べたり食べられたりしますが、人間だけはほとんど食べられることがありません。しかも他の生物を殺して「食べられるもの」に変えるための技術がなければ、人間は「食べること」さえもできません。そう考えると、外なる自然と内なる自然を媒介する技術の大切さが、現代を生きる私たちの前に大きく浮かび上がってきます。  野生植物を「野菜」に変え、野生動物を「家畜」に変えるだけでなく、それらを調理して、美味しく健康的に食べようとしてきた祖先の技術。それは自然音から音楽を創る音楽家や、光や色彩から絵画を生み出す画家のそれと同じように、ダイナミックな素材の変容をもたらす媒介術です。今回の企画は、農業と料理を実践する若手二人によるトークと軽食を楽しみながら、参加者全員で<食>と<身体>の未来を考えます。

※この企画は多摩美術大学・芸術人類学研究所/くくのち学舎共催公開研究会として行われます。

■講師プロフィール

石津大輔 農家・針江のんきぃふぁーむ 1981年滋賀県高島市生まれ。比叡山高校を卒業後、大阪の専門学校で学び服飾業界へ。 2005年より農業に転身。「食と農を明日へつなぐ」を第一により環境に負荷をかけない、持続可能な農業を目指し有機農業などに取り組む。 針江のんきぃふぁーむHPhttp://nonkifarm.com/

村上秀貴 料理家・キッチンわたりがらす主宰 建築学科卒業後、世界20カ国への旅に出る。帰国後、東京の瓦版と称し、浮世離れした遊びから街の日常で起きていることなどをインタビューして回った雑誌『雷神』を創刊。「おいしさ」号で出会った食材の生命力と、まごころの味に触発され、以後見よう見まねで料理を始める。茅場町にあるレストランでシェフを務めた後、独立。2009年、出張料理人としてケータリングを主とした「キッチンわたりがらす」を主宰。2010年には南麻布にキッチン兼店舗を構え、活動中。 http://watarigarasu.jp/

瀬戸山玄 1953年鹿児島県生まれ。早稲田大学文学部卒業。写真作法を若き日の荒木経惟氏に学び、テレビCMや短編映画の制作会社勤務。その後、1980年よりフリーになり、ノンフィクションライター、写真家、映像作家として、幅広く活動中。現在は、「ドキュメンタリスト(記録する人)」として、「暮らしの手帖」などに連載。著書に、「野菜の時代―東京オーガニック伝」日本放送出版協会など。 http://www3.ocn.ne.jp/~mimimura/index.html

石倉敏明 多摩美術大学芸術人類学研究所所属。

濱田礼子 多摩美術大学芸術人類学研究所所属。

■お問い合わせ  多摩美術大学 芸術人類学研究所  tel:042-679-5697 Fax:042-679-5698 E-mail: iaa_info@tamabi.ac.jp

■共催 くくのち学舎 http://kukunochi.jp/

ポスト @ 2010/08/12 0:09 | 研究会

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