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Apr 17, 2012

魔術/美術 幻視の技術と内なる異界

愛知県美術館で開催されている「魔術/美術 幻視の技術と内なる異界」展をご案内します。 中島智IAA特別研究員のテキスト「エンドルフィン型アート/ドーパミン型アート」が 本展覧会のカタログに掲載されています。

会期:2012年4月13日(金)〜6月24日(日) 会場:愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階) その他基本情報は、以下のサイトをご覧下さい。 http://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/index.html

主催者による展覧会内容の紹介;  今日、近代的な考え方が様々な場できしみを生み出しています。近代の合理的な思考のみを優先することによって、豊かな想像力と多くの可能性が失われてしまったからです。

 一方、魔術とは合理的な思考を振り切り逸脱するものです。魔術的な技術や思考回路は、社会の周縁部へと追いやられながらもかたちを変えて受け継がれてきました。多くの信仰、物語の中に、理論だけでは説明のつかない不可思議な現象を見出すことができます。  そして、魔術にもっとも近い領域の一つに美術があります。そこでは日常的な社会ルールとは異なるものの見方、考え方が重要となります。また、多くの芸術家が、合理的な判断だけではなく、自らの勘と感性に頼って表現を生み出しています。これら特別な技能と思考方法をもってイメージを司る芸術家たちは、一種の魔法使いとも言えるでしょう。

 本展覧会では、時代や地域、様式を大胆に行き来しながら、美術作品における魔術的要素をご紹介いたします。人々を惑わし、創造へと突き動かす不可視の力について想いをはせながら、魔術と美術が混じり合う不思議な世界をお楽しみ下さい。

ポスト @ 2012/04/17 15:09 | お知らせ

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